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パラレルフィスト~交差する拳~  作者: 黒主零
3章:鋼鉄の謀略
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85話「鋼鉄の黎明」

29:鋼鉄の黎明


・ステメラに関する一連の事件が終わった。

既に市販されていた機械人形を操って警官隊を襲ったり、

ブランチと繋がってナイトメアカードを使用したり、

そもそも脱獄していたりと重罪人でありどの道終身封印刑は免れない身だったが

剣人の攻撃で跡形もなく消滅してしまっては刑罰も何もない。

それにHル卍邸もライラの新たな力によって洗い流されてしまったのだから

情報を得られそうな物品もほとんど見つからなかった。

また剣人は再び行方をくらましてしまい有力な情報も得られなかった。

「あ、あ、あの人はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

人がせっかくチェンジが来るのを待っていたっていうのに~~~~!!!」

シュトラがその報告を聞いて憤慨していた。

これで元の姿に戻る機会も実家への挨拶はまた先延ばしになった。

また、今回ステメラに動員された機械人形は可能な限り

元の持ち主のもとに返還された。

幸いその機械人形達に操られていた時の記憶はないようなので

事件の内容も話さないままだった。

「随分と元気そうだな。」

「まあね・・・。」

ミネルヴァとケーラが病室へ来る。

そこでは損傷したラットンと民子がいた。

「生身の病院でいいのか?」

「一応特別病棟ですよ。専用のスタッフもいますし。」

「それに私の場合は民子と違って全身が機械ってわけでもないし。」

「あれ?そうなの?」

「そうじゃなかったらカードなんてほとんど使えないわよ。」

「・・・生身が残ってる状態であそこまで暴れていたんですかあなたは。」

ケーラが思わず苦笑いをした。

その横でミネルヴァが椅子に座る。

「・・・色々あったねぇ・・・。」

「・・・ええ。」

「・・・二度とゴメンだけどね。」

「そうですね。」

ステメラの娘達が揃って青空が広がる窓を眺めた。

一方でまた別の病院。

ライラ、シュトラ、キリエが医師の話を聞いていた。

「・・・それでどうなんですの?妊娠はしているんですか?」

「い、いえまだ一ヶ月も経っていないようなのでそこまで詳しくは・・・。」

「・・・そうですか。」

「2ヶ月すれば確実に分かりますよ。

そうですね、12月に来て頂ければ。」

「分かりましたわ。」

それから病院を後にした3人はスカイカーで旧帝都に向かう。

「キリエさん?どうしたんですか?」

「あの愚妹と会って事情を聴くのです。

婿側だけから話を聞いては姉としては些か不満ですので。」

それから旧帝都の円cryン家で

久々に姉妹喧嘩が始まったのは言うまでもない。

「で、結局どうなんですの?」

「どうって決まってるじゃない。

・・・僕だってライラくんのこと好きに決まってるじゃない。

でもシュトラの事も好きだよ。

泉湯王国で結婚式を予約してあるんだから。

男の子なライラくんは18歳にならないとダメだけど

僕とシュトラは女の子だから今度の誕生日を迎えたらもう結婚できるの!」

「ならまずはちゃんと元の姿に戻らないとダメですわね。」

「そうなんですよ!だから剣人さんに約束したのに~~~~!!!」

どうやらシュトラの剣人に対する感情は絶賛暴落中のようだった。

また、ライラは3枚目のナイトメアカードを手に入れたことにより

また精密検査を受けることとなった。

やはりナイトメアカードだからか

封印できず本人の元から離れようとしないため

使用厳禁命令を出されて終わった。

とは言え現状ライラが事件以外で

ナイトメアカードを使用したのは

1度きりのためかそれほど厳しくは言われなかった。

ただやはりビーストは危険だからと

自分でも最後の最後まで取っておくことにした。

「・・・今回はスライトを使わずに済んで良かった・・・。」

「同じくらい危険だと思われる

装着系ナイトメアカードを使いましたけどね。」

「水難のカードですか。

でもアレ破滅が対人では使用できないからその代わりにって思って

作ったカードなんですよね。

もちろん試合とかで使うつもりはないんですが。」

「最上位の自然干渉系も真っ青な

あんなカードを試合で使われてたまるものですか。」

「・・・キリエさんはそれよりひどい空間支配系を

まだ小学生の義妹に使ったじゃないですか・・・。」

と言うか自分に対しても試合じゃないのに使われたような気がする。

まあ、怖いから言えなかったが実際シプレックでもブルーは突破できないと思う。

まだこの人には遠いんだなとつくづく思った。

そして部活。

「皆さん、地区大会まであと2か月を切っています。

そこで優勝して今度は年末の全国大会に向けて頑張りましょう!」

ケーラが仕切り、MMが出欠を取る。

ミネルヴァが練習の指揮を執りライラを先頭にジョギングを開始した。

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