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0 始まりは突然やってくる

僕の名前は、白雪恋。恋と書いて「れん」と呼ぶ。ちなみに男だ。僕の名前が、こんなキラキラネームなってしまったのはちょっとした………そんなことより僕は今不思議な生き物に遭遇してしまった。

いや、生き物自体はそう珍しくないのだ。ただのどこにでも居るような猫なので、はい。しかし、この猫が人の言葉を使い、僕の名前を呼んだ事に、僕は凍りついた。

え、だってそうだろう。急にだぞ急に、今まで会った猫どもは、「にゃーにゃー」と餌を貰いにたかってきて、鬱陶しく鳴いてるだけの生き物だったと言うのに目の前に居る毛ダルマは、あろうことか「白雪君!」と僕の名前を呼んだのだ。

「いや、僕疲れでも溜まってるのかな〜。猫が喋るわけ無いもんね。」

僕は口に出して自分に言い聞かせた。猫が喋るわけが無い。ここはファンタジーワールドではないのだから。

僕はそのまま、目の前に居る猫を無視して家に帰ろうとしたら、

「白雪君!」

とまた自分を呼ぶ声が聞こえてきた。

瞬きを二回ほどし僕と猫の目が会った。

「なんで無視したの?」

その声は確実に猫から発せられた声だった。僕は空を見上げ、左手で目を抑え心の中で叫んだ。

(ファンタジーワールドだったーーーーー‼︎)

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