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高校生達と妖怪  作者: 妖怪大好き
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第2話 再開

約一週間ぶりの投稿になります。今回も短めです。

           第2話 再開

           7月2日(木)


「ふぁ~~」


昨日はあれから中々寝付けなかったので、今日は寝不足気味だ。

欠伸をしながら教室に入ると二人ほど声をかけてきた。


「おう黒崎、何時にもまして眠そうだな!」


「おはよう黒崎、寝不足かい?」


先に声をかけてきたのは工藤健介(くどうけんすけ)。俺の親友の一人である。

次に声をかけてきたのが霧崎信吾(きりさきしんご)。こいつも俺の親友である。


「おはよう霧崎、工藤。昨日は夜に衝撃的なことがあってな、あまり眠れなかっただけだ」


「はっはっは、ちゃんと寝ないと身体がもたないぞ」


「工藤の言う通りだよ黒崎。ちゃんと寝ないと」


「わかってる。だから今から寝る。朝のHR(ホームルーム)が始まる時に起こしてるれ」


「俺は席が遠いからパス。霧崎まかせた」


「任された」


「んじゃ俺は寝るから。お休み」



身体を揺すられた事で目が覚める。


「もう時間か?」


「おはよう黒崎。もうすぐHR(ホームルーム)だよ」


「おう。あんがとな」


―――――ガラガラッ


扉を開けて担任が入ってきた。


「おはよう。今日はHR(ホームルーム)の前に皆に報告がある。」


担任の言葉に興味をもちなんだろうかと、耳をかたむける。


「このクラスに転入生が来ることになった。それじゃ入ってきてくれ。」


転入生が教室に入ってきて教卓の前に立ち黒板に自分の名前を書いていく。

名前を書ききり転入生がこちらを向く。

クラスが少しざわめいた。

転入生は一言で言えば綺麗な子といった感じだ。美人とも言える。

女子にしては高めの身長、背中まである綺麗な黒髪、強気そうな瞳、何度もいうが美人だと思う。

その転入生が自己紹介をする。


「多々良木メイといいます。今日からよろしくお願いします」


転入生は昨日会ったばかりの猫又の少女だった。



彼女の自己紹介が終わり、担任が席を指定する。その席はなんと俺の隣の席だった。

彼女席につき小声で話しかけてくる。


「おはよう。昨日ぶりだね」


「おうおはよう。昨日ぶり」


「隣の席になるからこれからよろしくね」


「こちらこそよろしく。多々良木さん」


「私の事はメイって読んでくれると嬉しいな」


「わかったよメイ。俺の事は黒崎でいいよ」


初めて女子を呼び捨てにして、少しドキドキしている俺。


「それじゃ司君ッよぶね」


急に名前を呼ばれて驚きで固まってしまう俺。

急に固まった俺を見てメイが話しかけてくる。


「嫌だった?」


どうにか答える俺。


「嫌..ではないよ。ちょっと驚いて固まっただけ」


「じゃ司君で決まりね。これからよろしくね、司君」


「こちらこそよろしく、メイ」


そこまで話した所でチャイムがなった。


「では、HR(ホームルーム)はここまで。1時限目の準備をするように」


こうして今日が始まった。



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