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高校生達と妖怪  作者: 妖怪大好き
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第1話 出会い

初投稿作品兼初オリジナル作品になります。読みにくいかもしれませんが読んでいただけるとうれしいです。

           第1話出会い

           7月1日(水)


なんなんだ一体


今俺の目の前には一人の女の子がいた。だがその女の子が少し普通じゃない。

格好は俺が通っている高校の女子用の制服だ。

見た目もいたって普通、いや美人だと言えると思う。だが頭の上と腰辺りから見慣れないものが生えている。

正確には見慣れてはいるが、人に生えているのは見たことがない。

どうゆうことかというと、頭の上には猫耳が腰辺りからは尻尾が生えているのだ。

それ以外にも周りを見渡すと其処らじゅうに見慣れないものがいる。詳しく言うと火の玉が浮いてたり、何処からか祭囃子や小豆を洗う音がしたり、半透明な何かが其処らを走り回っている。


「ねぇ」


―――――ビクッ!


急に話しかけられたのでビックリしてしまい、返事が出来ずに固まってしまった。

そうするとまた声をかけられた。


「ねぇ!」


だが、俺は女の子の姿に衝撃を受けていて返事が出来なかった。


「ねぇってば!」


ちょっとご機嫌斜めな声だ。

俺は返事が出来ない。だが、次第に身体が震えだした。

その様子が気になったのか女の子がまた声をかけてきた。


「なんか震えてるけど大丈夫?」


身体の震えが止まらない。

何故なら嬉しさが込み上げてきて震えてるからだ。


「猫耳キターーーーーー!!」


―――――ビクッ!


女の子が飛び上がる。

どうやら急に叫んだことでビックリさせてしまったらしい。


「急に叫ばないでよ!」


怒られてしまった。

今更ながら俺は女の子の名前を知らない。取り敢えず話しかけてみよう。


「ところで、君名前は何て言うの?」


「なによ唐突に」


どうやら急に話を変えすぎたらしい。それでも律儀に答えてくれた。


「多々良木メイ(たたらぎめい)見ての通り猫又よ」


「猫又!」


「なによ、珍しいもんでもないでしょ?」


「いや、珍しいと思うけど」


「そうなの?で、あなたは?」


「へ?」


「へ、じゃなくてあなたの名前は?」


「俺は黒崎司 (くろさきつかさ)見ての通り人間だよ」


「え!?人間!?」


「え、他に何に見えるの?」


「確かに人間にしか見えないけど、そうゆう妖怪なのかなって思ってた」


「いや、正真正銘普通の人間だよ!」


「私はともかく周りにいる子が普通の人間に見えるわけないじゃない」


「それは‥‥そうだけど」


「あなたって面白い人なんだね。また今度あえないかな?」


「ここにいれば会えると思うよ」


「そう?ならまた今度会いましょう」


「おう。また今度」


俺はこの時この出会いが俺の生活を一変させるものだとはおもいもしなかった。

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