表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デイ・ノートの魔女  作者: 志茂川こるこる
断章 知る由もない彼らと我々
75/78

*そして君たち*

「ああ」と、それを見ていた彼は言った。「落ちちゃったよ」


 そう言っている間にも、そのまま、老婆も倒れてしまった。老婆の方はきっと、事切れただろう。魔女の方はわからない。


 生きているものは彼以外に無いのを知っていたので、私は何も言わず立ち上がって、老婆の方へ向かった。慌てて彼も付いてきて、言った。「危ないよ」


 ある意味それを確かめに行くようなものなので、黙っていた。老婆の周りは、雪に染みていく血がその存在を主張している。その範囲を避け、足の方から順に追って、顔を確かめた。胸に刺さるそれは痛々しい。我々から見れば、とても大きいものだ。ひとたまりもないだろう。



 死に顔はなんというか、なだらかだった。それは、魔女よりも先に落ちた男の、落ちていく瞬間のそれよりも、という意味だけれど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ