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第一章♪私の日常

前はなんとなく重い感じがしたので今回は明るい感じの話しにしてみました★☆

「急がなくちゃ!!タイムサービスが終わっちゃう!!」

このセリフを聞くとまるでおばさんのようですが私はまだまだ若い18歳。

優しくて綺麗なお母さんと、古風で厳しい頑固なお父さんから私は生まれました。

『将来、私たちの親孝行をしてくれる思いやりのある子に育ってね。』というのが私の名前の由来らしいけど…ごめんね、マイマザー&マイファザー…。

私はあなた達がつけてくれた《未来》という名前の通りに、あなた達の未来を明かるく幸せにしてあげる事は100パーセントに近いぐらい無理です。

老後は年金に頼って楽しい生活をおくってください。

お母さん。

あなたは子供が好きで早く孫がほしいと言っていましたね。

残念でした…。

結婚する気はないので、あなたは孫を見る事が一生できないのです。

そして料理、洗濯、掃除…この3つは私にとって面倒なのです。

今はひとり暮しですから、もちろん3つ全てやっていますよ。

しかし…夫と子供の分までやる気にはなれないのです。

何で人の分までやらなくちゃいけないのか…そんな考えを持つワガママ娘に育った事に関して、本当にあなたには深く同情します。

お母さま、私のワガママをお許しください。

お父さん。

大学に進学して、1流企業に就職させたい!…と言っていましたね。

残念でした…。

大人になってまで学校に行きたくないのです。仕事もこの不況で見つからないからあきらめたと私は言っておりましたね…。

「ハローワークに行ったり仕事探しをしたけど…なかったの…。」

と私は言い訳を言っていましたが…すべて嘘です。

私はハローワークに一回も足を踏み入れていません。

何で仕事をみつけないかって?

理由は2つあります。

1つは飽きっぽいので仕事を続けるのが不可能という超ワガママな理由です。

もう1つは上司にペコペコする人生はまっぴらなのです。

それでもバイトは最近までやっていました。

しかし…店長と口ゲンカとなりクビになりました。

口ゲンカにならなくても飽きていたので辞めていましたが…。

とにかく私は飽きやすく怠けやすい性質なのです。

実はお母さんと2人の秘密にしていますが、家賃・光熱費・水道代…お母さんが仕送りをしてくれています。

だから最近お父さんのおこづかいが減ったのです。だからって私を恨まないでくださいね。

一人暮らしを始めた原因は…お父さん!あなたなのです。

18にもなって門限6時はありえません。

まだ遊びたい年頃です!

恨むんだったら自分を恨んで下さい。

しかし!!食費は自分で払っています。

さすがに全てを払ってもらうわけにはいかないのです。

最近のマイブームは…もやしのケチャップ丼です。

あのバカ店長が私をクビにしなければ…もっと裕福な食物にありつけたかもしれません。

まぁ、どっちにしろ、今月中に辞めていましたが…人のせいにしたいたちなのです。

スーパーにやっと到着!

ちょうどスーパーに入った時に私の至福の時間が始まりました。

「3時のタイムサービス!!1袋100円のもやしを…何と3袋50円で大放出!」


いざ出陣!!

おばさんの波をかきわけながら野性に戻った18歳がもやしを奪います。

第三者から見たら面白い光景…っていうよりは恥をさらしているだけですが、このもやしがなかったら私は当分ケチャップだけ丼を食べて生きていかなくてはならないのです。

そんなのは絶対に嫌だ!

「タイムサービスは終わりです。ありがとうございました。」

ゲットできずに悔しそうなオバサンを尻目にゲットできた優越感に浸る18歳は今日も、もやしだけを買って帰るのでした。

さぁ自転車で帰ろっ♪♪ん…?

あれ!?誰だ?私の自転車のカゴにゴミを入れた奴は!!

きっと今時の若者がやったに違いない!…って私も若者でした。

このゴミ、求人広告かぁ…楽なバイトがあるかも♪…日給2万円!?欲しかった洋服が買えるかも!!

2人しか募集してないから競争率は高そうだけど…やってみる価値はありそうです。

ポイ捨てした若者よ。

今だけは感謝します。

ついでに履歴書も買っていこ〜♪

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