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セイロンガー外伝2☆わたしのセイロンさん  作者: 月極典


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ふっことお買い物

『ど正論ヒーロー セイロンガー』のスピンオフ作品。

真由美とセイロンガーの登下校を中心に日常を描きます。

セイロンガー本編はこちらから

ど正論ヒーロー セイロンガー

https://ncode.syosetu.com/n6961kj/


 こんにちは、真由美です!


 今日は日曜日なので、お友達と買い物に出かけます! え、怪人は大丈夫かって? ご心配ありがとうございます。セイロンさんは休みの日でも予定が合えば付き合ってくれると言ってくれているのですが、今日は先約があるらしく一緒ではありません。……ざんね〜ん。


 その代わり、シャドウズから2人の警護がついてきてくれることになりました。なるべく気にならないよう遠目に見守ってくれるそうです。なんか日曜日まで申し訳ない気持ちです。


「真由美、お待たせ!」

 来ました、友達の山田風子ちゃんです。私は「ふっこ」と呼んでいます。同じ高校の文芸部に入っていて、同学年です。


「じゃあ行こっか、ふっこ」

 ふっこは文芸部では『死神剣士 百地兵馬』という本格的な剣豪物の時代小説を『山田風月坊』ってペンネームで書いています。イケメンニヒルな百地兵馬は忍者の血筋なんですけど、死神が取り憑いていて3日に1人殺さないと死んでしまうという呪いにかかっています。仕方なく兵馬は殺し屋稼業に身を落としながら、必殺剣幻惑四重奏で依頼を受けた悪人を斬って斬って斬りまくるというお話です。死神のキャラが面白くて、ニヒルな兵馬とのやり取りがとっても面白いんですよ!

『俺が生きるため、お主らは死ぬ道理となっている』これが決め台詞です。カッコいいーー!

 

 えっと、今日は都心にある、大型文房具専門店に行ってノートとスケッチブックを買います! そこはとにかく品揃えが豊富なので、必ず欲しいものが見つかるからおすすめなんです。可愛い筆記用具もあったら買っちゃおうかなぁ……。


「ねぇ、真由美。後ろから2人、黒装束の忍びみたいな人が付けてくるんだけど……もしかして、知り合い?」


「えっと、今日護衛してくれるウチのシャドウトゥルーパーズの人。遠目からさりげなく付いてきてくれるから、気にしないで大丈夫だよ」


「いや、うん、気になってしかたないけど……シャドウトゥルーパーズってお父さんの会社のエリートヒーローでしょ? カッコいいなぁ、取材したいわぁ」

 見たところ、シャドウズの人たちは男性と女性の2人で来てくれています。でも、普段顔を隠しているし、話もほとんどしたことないので、私もどんな人なのか知らないのです。


「多分、任務中だから話できないと思う」


 その時、前から黒いバンが現れて停車しました。見覚えのあるVVEIの車です。ヴィランの人たち、やっぱり、日曜日でも来るんだなぁ。


 すると、後ろから音もなく黒い影が2つ、私とふっこの横を風のように駆けていきました。

「速い!」

 そのスピードに驚くふっこ。


 黒いバンのドアが開きかけたその瞬間、シャドウズの人は腰から何かを外してバンの中に投げ入れ、ドアを無理やり閉めました。すると、バンの窓からモクモクと煙のようなものが出ています。


 私たちが横を通り過ぎる時、シャドウズの2人はどうぞと手振りで合図してくれました。


「忍びやん、ガチの。ヴィラン、車から出ることも許されないやん。可哀想っ、そしてシャドウズ、カッコよっ」

 ふっこは初めてヴィラン退治を見たらしく、その手際にことのほか感動していました。


 ちなみに、買い物はこれからです……。

 

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