いつもの登校
『ど正論ヒーロー セイロンガー』のスピンオフ作品。
真由美とセイロンガーの登下校を中心に日常を描きます。
セイロンガー本編はこちらから
ど正論ヒーロー セイロンガー
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「じゃあ、お父さん、お母さん行ってきます!」
私は高校2年生の真由美です。
ひょんな?ことから街のヒーロー、セイロンガーさんと知り合って、登下校のボディガードをしてもらえることになったんです。
私は鈍臭いからいつも怪人に狙われてセイロンさんに迷惑をかけています。あ、セイロンガーさんのことをセイロンさんって私は呼んでいます。「ガー」って、なんだか「ガァー!」って感じでセイロンさんっぽくないから。え、よくわからない? えへへ。
あ、セイロンさんが庭の池を見ながら待ってくれています。
「セイロンさん、おはようございます!」
「ん、おはよう真由美さん。今日は天気がよく日差しも暖かい。少し早いが、のんびりと話でもしながら登校しようか」
今日も素敵だなぁ。セイロンさんは全身赤いヒーロースーツの上から上品なビジネススーツを着て、ちゃんと革靴も履いています。
スーツをダメにした怪人さんが言ってたんですけど、80万円くらいするそうです! 凄いなぁ……。
「はい、今日もよろしくお願いします!」
セイロンさんは私の斜め前の車道側をゆっくりと歩調を合わせて歩いてくれます。風が吹くと男性用コロンがほのかに香ってきます。
「セイロンさん、昨日の晩御飯は何を召し上がったんですか?」
少し振り向いて答えてくれます。
「昨日は用事があったので外食だったな。馴染みのイタリアンでツナトマトクリームパスタを食べた。真由美さんは?」
イタリアン、デート……かな?
「私の家はカレーでした!」
なんだか3回に1回はカレーって答えている気がする。ちょっと恥ずかしいなぁ。
「五百旗頭家はカレー率が高いな? 壽翁さんが好きなのかな?」
壽翁は私のお父さん、お母さんは真佐江と言います。
「いえっ、お母さんが好きなんでメニューに困ったらすぐカレーにしちゃうんです。トッピング変えたら別腹よとか言って……」
お母さんの謎理論、ほんと困る。お父さんもニコニコしながら「真佐江ちゃんのカレーは毎日でも構わない」とか言うし。そのうち顔が黄色くなっちゃうよっ。
「なるほど、トッピング変えたら別腹か。たしかに、カツカレーとハンバーグカレーでは別……だろうか?」
「別じゃないんです、カレーはカレーなんですよぉ」
こんな感じで毎日楽しく登下校しています! でも、たまに怪人さんが現れてセイロンさんが退治しないといけないんです。
今日もやっぱり……。『VVEI』のマークがついた黒いバンが現れて中から怪人さんがってあれれ、赤い戦闘員さんと黒い戦闘員さんたちしかいない?
「イーッ!」
「イーッ!」
「待つんだぁ、セイロンガー。その娘を渡してもらおう!」
赤い人が1人と黒い人が2人です。怪人さんどうしたのかな?
「まず、いつも言っているが、早朝にイーッの連呼と大声で喚くのは禁止だ。まだ寝ている人もいる。社内で周知されていないのか?」
セイロンさんは怪人たちが叫ぶと、まずうるさいと叱りつけます。近所迷惑を第一に考えているんです。
「そんなことが周知されてたまるか!」
声大きいなぁ……。私、地声が大きい人苦手なんですよね。うちの学校の体育の先生も声が大きくて苦手。
「だから喚くな、うるさい奴だ。大人になって声がデカいと馬鹿だと思われるぞ? それに、今日は引率の怪人はどうした、バンで待機中か?」
引率の怪人……。
「本日の担当怪人は……病気で欠席だ」
怪人って病欠とかあるんだ。セイロンさん、どうするんだろう……。
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真由美です! 基本1話完結なんですけど、ちょっと長くなっちゃったから、続きは次回です!
じゃあーんけーん……なんちゃって。




