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俺の/私の、幼馴染との恋のお話です!  作者: ミルルン
リュウトと咲希のバレンタインデート
6/23

⑥『リュウトの恋』観覧車の中での、甘い約束

咲希の顔がかああっと赤くなっていく。

触れている咲希の体温も上がっていく。

俺も、多分そんな感じだ。

だって、俺ら今、抱き合ってるし!

すると咲希が、ばっと離れて向かい側の席に座る。

そして手を膝に置き、目線は逸らしたまま、こう言った。


「なんか、ごめん。でも、わ、私………!」


俺は勇気を振り絞って次の言葉を言おうとしている咲希に、耐えきれずに言った。


「俺、咲希が   

            好きなんだ!!!」」

「私、リュウトが


俺と咲希の言葉が、ピッタリと重なる。

好き?

咲希が、俺を………?

数秒思考停止したあと、ぼんっと頭がバクハツしたみたいに恥ずかしく、嬉しくなった。

咲希も、そうなっている。

俺は思わずハハっと笑った。

俺と咲希、案外似てるのかもな。


「咲希、これからもずっと、一緒にいような」


俺が言うと、咲希がフンッと顔を赤くしながら言った。


「当たり前でしょ!なんたって私は………リュウトの、彼女なんだからねっ!」


最後に俺を指差す。

俺だって、そう思ってるよ。

俺が小指を差し出すと、咲希も小指を出した。

二つの小指が、絡まる。


「約束だよ」「約束だぞ」


そう言って、夜の観覧車の中、俺と咲希は笑い合いながら誓うのだった。

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