20/23
⑳『美波の恋』ロマンティック
ドクン、ドクン、ドクン………
うるさい。
心臓の音がうるさいです。
でもこんなに至近距離で和希くんをみていたら、心臓がうるさいのも無理ありません。
「ねえ、美波」
「………はい」
和希くんが、真っ直ぐできれいな瞳で、私を捉える。
「僕たちは、これでカップルなんだよね?」
「はい」
「これからも、ずっと一緒なんだよね?」
「はい!」
思い切って言う。
暗くなってきて、夜空には星が見える。
でも、そのいくつもの星よりも、和希くんの方がきれいです。
「良かった」
和希くんは、最後に一言。
そして、今までにみたことがないような笑顔で、ニッコリと微笑みます。
私は、静かに瞼を閉じる。
和希くんの吐息が、どんどん近づいてきます。
そしてーーーー和希くんの唇が、私の唇に触れた。
そうして私たちは、ロマンティックな星空とお花畑の中で、両思いのキスをしたのでした。




