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俺の/私の、幼馴染との恋のお話です!  作者: ミルルン
美波と和希の旅行デート
17/23

⑰『美波の恋』美波と和希のトクベツな思い出

昔の私は、引っ込み思案のおとなしい子だった。

なので、友達も少なくて、いつも家にいた。

そんな時、親戚の天沢家の主人の息子、5才の和希くんが家に来て、私に声をかけてくれたんです。


「ねえ、お名前、教えて?」


和希くんは、その時に、フワッと微笑んだ。

その顔は、まさに天使のように可愛らしく、心が軽くなる笑顔でした。


「しき、みなみ……」


「じゃあ、みなみ。ぼくと、お友達になってくれませんか?」


ぼそりと告げた私に、和希くんは今度はにかっと、太陽のような笑顔で私に手を差し伸べた。

私は、そっと、手をとった。

すると和希くんはスッと私を立たせて、手を引いて走り出した。


「ど、どこ行くの?」


「それはないしょだよ!」


そうしてついた場所は、花畑。

四季家にあった、色とりどり、季節によって咲く花が変わる、四季家にあるトクベツなお花畑でした。

でも、普段から部屋にいた私は、こんな場所、知らなかったんです。


「わあ、きれい………!」


「ホントだね!すっごく、すっごく、きれいだね!」


私が瞳を輝かせていると、和希くんも大はしゃぎで飛び跳ねた。


「あなたのお名前は?」


「あ、ぼく?そういえば教えてないね!ぼくは、あまさわかずきっていうの!よろしくね!」


ニコッと、微笑む和希くん。

その笑顔に、私は心打たれました。

その日から、お花畑は私のトクベツな場所になって。

和希くんは、私の大切な人になって。

私は、あの笑顔で、和希くんで、心がフワッと軽くなったんです。


私が、心が。救われたんです。


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