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第七話 授業

HR終了後、眼鏡を掛けたクールな男性が教室に入ってきた。


「本日は前回の授業の続きで、この国の歴史の授業です。教本の23ページを開きなさい」


彼、ベンリッヒ先生は国史や政治等を教える教師だ。前世で言うところの社会科教諭だ。そのクールな雰囲気と、整った顔立ち、そして何故か独身な為、貴族の淑女達から婚約者にと人気がある。


「では、エリシアさん。この『英雄フォーリンドは…』の部分から読んでください」

「はい、『英雄フォーリンドは、悪事の限りを尽くしていた魔王ベルフェゴールを撃ち倒した。それによって、魔王に付き従っていた悪魔や魔獣達はその姿を消した。魔王を倒したフォーリンドは魔王ベルフェゴールが支配していた領域に小さい国を一つ建国した。この国がアストリア王国の始まりである」

「ありがとうございます。では、フェンタリスさん。『リゲームスア王国との戦争』の部分を読んでください」

「はい、『アストリア王国暦112年…』」


俺が読み終わった後、ベンリッヒ先生は同じクラスのアルマリア伯爵令嬢に読ませた。


(・・・そう言えば、このベルフェゴールって魔王が俺の前に『怠惰』の力を持っていたんだっけな)


俺はつい、授業とは関係のないことに思考を取られてしまい、その後、ベンリッヒ先生に当てられた時答えられなかった為、軽くだが注意を受けてしまった。気を付けないと・・・。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「ねぇ、貴女がエリシアさん?」

「はい?」


本日最初の授業である国史の授業を終え、少し用をたそうと教室を出たところで男子生徒に話しかけられた。振り向くと、銀髪に翠眼の少年だった。


(あれ?何処かで見た事があるような・・・?)


俺は見覚えのある少年に首を傾げると、目の前の少年は「ああ」と呟き、名乗った。


「僕はポルックス・フォン・アストリア。この国、アストリア王国の第三王子だよ」

今後、諸事情でこれまでのような頻度で投稿は少し難しいので、そこのところを理解してください。

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