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第四話 ステータス

ここで、主人公の能力が判明します。

※ステータス情報に追加があります。

「次、レイナ・フォン・メルアード」

「あっ、次は私の番みたい。じゃ、また後でね♪」


結局、断りきれずにレイナと友人になってしまった。ま、まぁ過ぎたものはしょうがない。レイナに振り回されないように気をつけていけばいいのだ。・・・いいのだ。


「やったー!!」


前の祭壇の方で、レイナの歓声が聴こえて来た。どうやら随分といい結果が出たようだ。


「次、エリシア・フォン・アルゲート」


お、どうやら次は俺の番だったらしい。

俺は席を立って神殿長のいる祭壇に向けて歩き出した。


「頑張ってね♪」

「・・・はい」


その途中、レイナがすれ違いざまにそう小声で激励した。それに俺も小声で応えた。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



そして、神殿長の入る祭壇に着くと、そこには、台が置いてあり、その台の上には占い師が使うような水晶玉があった。

ここからどうするのだろうと神殿長を見ると、神殿長は説明をした。


「この魔道具に魔力を流してください」


いや、やり方わからないんですが?


「魔力を流す・・・とは?」

「分からぬか。では、これに触れた状態で、掌からオーラを出して、この魔道具に水を注ぐようなイメージでやると良い」

「は、はい・・・」


まだよく分からないが、取り敢えずやってみよう。


ポワッ


言われた通りにイメージを浮かべてやると、水晶玉が輝いて、そこからカードが出てきた。

これが、ステータスカード・・・


「ふむ、先程の説明で本当に理解出来るとは思ってなかったが・・・。本来、この説明をして試させて、補助具を使うのだが・・・」


なら、なんでその説明をしたんだよ!最初からその補助具を出してよプリーズ!


「で、ステータスカードの説明はいるか?」

「は、はい。お願いします」


俺は突っ込みたい衝動を必死に抑えて頷いた。

俺が頷いたのを見て、神殿長はステータスカードの説明を始めた。


「魔道具からカードが出ただろう?それがステータスカードだ。それには、汝の素質や成長、そして神から授けられたスキルが記されている。なお、ステータスにはレベルも記されている。このレベルというものは汝の成長の証である。レベルが上がるとステータス値が上がる。そして、スキルにもレベルはある。ステータスのレベルは魔獣を一定数倒すと、スキルのレベルはそのスキルに応じた経験を一定の値まで積むと上がる」


そこで神殿長は一呼吸入れてまた、説明を再開した。


「そして、ステータスカードには、加護と称号という項目もある。加護は神、もしくはそれに準ずる高位の存在が与える力だ。そして、称号は汝が達成した偉業を神が認めた時与えられる。そして、加護と称号のどちらもステータスに作用したり、それ以外に効果を発揮したりするのだ。・・・ここまでで何か質問は?」

「いえ、特にありません」

「そうか。では、自分の席に戻るのだ」

「はい、ありがとうございました。神殿長」


俺は神殿長にお辞儀をした後、自分の座っていた座席へと戻った。


(さて、俺のステータスはどんなものかな?)


俺は席に座るなり、ステータスカードを開いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 エリシア・フォン・アルゲート

種族 人族

年齢 5歳

LV 1

職業 無し


スキル

宮廷作法LV 9

速読LV 2

家事LV 1

料理LV 1

鑑定LV 2

暗号解読LV 2


ユニークスキル

身体能力超上昇

魔導の極み

無限収納

状態異常無効EX

言語理解


加護

主神アルグスの加護

酒神ヨームの加護

上級天使エクリシオンの加護


称号

異世界からの転生者


メッセージ

前世で経験した事の一部をスキルにしております。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・・・なんか凄いステータスを見た気がする。

例の天使はエクリシオン。しかも上級天使でした。


そしてここでまた一句


軒下に

滴る雫

氷柱と化す

(字余り)

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