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第二十九話 父へのお願い

作者からのお願い

★部屋を明るくして、画面に目を近づけ過ぎないようにしてね☆

「と、言うわけで連れてきましたお父様」


俺はレティシアを連れて屋敷に戻り、父に事の顛末を簡潔に語った。


「・・・いや、いきなり言われても私も困るのだが?報連相はしっかりしてくれ」

「緊急性を感じたので事後報告となりました」

「緊急性以上によく考えてから行動すべき案件だろう?」

「よく考えた結果の行動ですよ、お父様」


父は俺の解答に「はぁ・・・・・・・」と、深すぎる溜息をついてから眉間を抑えた。


「・・・取り敢えず事情は分かった。だが、危険性が高いため保護を許可することは出来ない。この街で暮らす民たちのことを考えるとな・・・」

「いえ、別に保護して欲しいわけじゃないですよ?」

「「はっ?」」


俺の言葉を聞いた父とレティシアは疑問符を頭に浮かべた。


「一体どのような意味だ?」

「私がお父様に求めるのは彼女の保護ではなく彼女を一時的に匿う事です」

「それでは意味が同じでは?」


レティシアが俺の横で首を傾げて疑問の声を上げた。


「いえ、私が吸血鬼ハンターを名乗る者共にお灸を据えている間だけ匿って欲しいのです」

「それは危険だ!」


俺の言葉を聞いた父が執務卓越叩き立ち上がった。


「大丈夫です。悪魔殺しの勇者を舐めないでください」

「だからと言って・・・!」

「お父様、もう一度言いますが大丈夫です。私には心強い味方がいますから」

(使い魔の他に剣神に天使の友人がいるしな)


俺が軽く『威圧』を乗せて、『ポーカーフェイス』スキルで作った凶暴な笑みを浮かべると、父は額に手を当てた。


「・・・エリシア、お前のお願いは分かった。引き受けよう。だが、お前も無事であることが条件だ」

「勿論ですよ、お父様」

「・・・頼むからその怖い顔はやめてくれ」


お父様は疲れたように肩を落としたのだった。

次回予告

『第三十話 狩りの時間』(仮)

いつ投稿するかは未定です!

お楽しみに・・・してくれてる人が居ますように(切実)

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