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第二十三話 不本意なんだがその称号

今回は、余り物語に関わらないような超小話です。

俺はギルドから屋敷に帰ると、『無限収納』から取り出した首飾りを握って祈り始めた。


(スキル『神託』発動)


そして、俺の意識が引っ張り上げられていくのを感じた。





◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆





「・・・久し振りだな」

「そうですね。前も言いましたが、いつでも来ていいのですよ?」

「いや、そうもいかないだろ」


俺は「はぁ・・・」と溜息を吐いて、もう一人の存在に視線を向けた。


「それで、シエラも久し振り。けど、一ついいか?」

「ああ、久し振りだね。それで、聞きたいことって?」


俺はシエラを見つめたまま気になっていたことを言った。


「なんでワンピースなの?」


俺の疑問を聞くと、シエラも溜息を吐いた。


「以前君に男性に間違えられただろう?だから女性に見えるように服装は変えてみようと思ってね」

「へぇー。似合ってるぞ」


俺がそう言うと、白く清純なイメージを持たせるワンピースの裾を握りながらシエラは「そ、そうかい?」と恥ずかしながら嬉しそうに言っていた。少し、どころかかなり可愛い。

その事も伝えると、シエラは顔を真っ赤にしてしまった。何故だ?


「・・・新しい称号与えておきますね」


ピロリン!称号『神を魅了する者』を取得しました。


「とても不本意なんだが?」

「いや、事実でしょう?」

「わ、私は魅了されてないぞ!」


俺とエクリシオンとの会話にシエラが混ざり、ガヤガヤとやかましく言い合いをしていると、誰かが声をかけてきた。


「よぉよぉよぉ〜。楽しそうなことしてんじゃん!俺も混ぜ・・・」

「あ、時間だ」

「・・・って、ええっ!?」


やって来た男の声が驚愕に包まれるが、俺の体は既に光に包まれて居た。


「んじゃ、また今度なー!」

「はい、エリシアさん。また会いましょう!」

「ああ、また会おう」

「いや、俺まだちゃんと話せて・・・ちょっ、待・・・」


そこで俺の意識は現実世界へと戻ったのだった。


(結局、あの男の声は一体何だったんだ?・・・まぁ、また今度神界に行った時会えるだろうし、いっか)


俺はそう楽観的に考えて、もう夕方だと言うことに気が付き、夕飯の為、慌てて食堂へと向かうのだった。







◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆









「・・・ったく、俺も話してみたかったんだけどな」

「まぁ、タイミングが悪かったんだよ。タイミングが」


エリシアが去った後の神界では、シエラが男と話していた。


「・・・まぁ、また今度来るみてぇだし、別にそん時でもいいか」

「ああ、そうしなよ。・・・ヨーム」


シエラはそう言って男・・・酒神ヨームに酒の入った杯を渡すのだった。

酒神ヨームは一体何のようだったか・・・。

???「折〇さん、私気になります!」

???「千〇田、まぁ落ち着けって!」

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