第二十一話 説明
ギルドカードの説明をして貰うため、場所をギルド内にある一室に移してもらった。流石に注目されたままなのは、居心地が悪い。
「じゃあ、エリシアちゃん。ギルドカードについて説明するね」
「はい、お願いします」
俺はハーマインさんに頭を下げながら言った。ハーマインさんは少し驚いたようだったが、説明を始めてくれた。
「ギルドカードはね、ステータスカードと違ってステータスやレベル、年齢などは記されていないの。その代わり、所属しているギルドやそのギルドでのランクが書かれているのよ」
「・・・なるほど」
俺はハーマインさんの説明を聞きながら、自分のギルドカードを見た。
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名前:エリシア
所属ギルド
冒険者ギルド ランクF
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「ところで、そのランクというのは?」
俺がふと思った疑問を投げかけると、ハーマインさんは一つ頷いた。
「エリシアちゃんは魔獣のランクは知ってる?」
「はい」
「あれはね、その魔獣に対しての危険度を表すものなんだけど、このギルドランクはその人の実力や態度、ギルドへの貢献度から決められててね、ランクが高くなると、その分依頼料が高くなったり、ギルドで出来る事が増えたり、色々なサービスが受けられるようになるの」
俺はハーマインさんの説明に、「そうなのか」と思いながら頷いた。
「その代わり、クエストの難易度や危険度が上がったり、背負う責任が大きくなったりするの」
「では次の質問ですが、他ギルドにも登録してよろしいんですか?」
「はい、それは良いですよ」
俺が次の質問をすると、ハーマインさんは頷いて肯定した。
「何でですか?」
「それはね、一つのギルドだけで埋もれさせるには惜しい場合があるからよ」
「・・・成る程、それなら私も他のギルドに登録しても良いんですね」
「そうなるわね。・・・他に質問はあるかな?」
「いえ、今はありません。説明して頂き有難うございました」
感謝の言葉を言いながら席を立ち、部屋を出ようとすると、扉がノックされた。
「ちょっと入っていいかしら?」
「?どうぞ」
一体何だろうと思いながら入室許可を出すと、扉が開いた。
「あら〜。貴女がラガートちゃんを投げ飛ばした娘かしら?んもう、とっても可愛いじゃないっ!」
そう言って可愛らしく体をくねらせたのは、筋骨隆々で右眼を眼帯で隠したスキンヘッドの大男だった。
突如現れたこの男の正体は!?
次話をお楽しみに!




