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第九話 お話し合い

お久しぶりです。なので少しノリが違うかもしれませんので、そこはご注意ください。

「・・・そうか、まさか襲った相手に助けられるとは思わなかった」


説明を始めようとした時、煩かった二人を拳骨で気絶させたお頭さんは、胡座をかいてそう頭を掻いた。


「ええ、私も襲いかかってきた盗賊、それも自分で吹き飛ばした方を治療するとは思いませんでした」


そんなお頭さんに俺は立ったまま、微笑んだ。


「・・・嬢ちゃん。あんたそんな喋り方だったか?」

「触れないで頂けませんか」


ニッコリと微笑みながら脅迫スキルと威圧スキルを発動して、口止めをした。


「お、おう。分かったぜ」

「なら良いです」


頷いたのを見て、俺は脅迫スキルと威圧スキルを解いた。


ピロリン!『威圧』スキルのLVが上がりました。

ピロリン!『脅迫』スキルのLVが上がりました。

ピロリン!称号『脅迫者』を取得しました。


・・・どうやらまた、スキルのレベルが上がったらしい。不名誉な称号と共に。


(取り敢えずこの称号は隠しとくか)


俺はそう考えて『ステータス偽装』を使用したのだった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「・・・ったく、ガキがなんつー威圧をすんだよ」


俺は目の前の嬢ちゃんを見て、呟いた。盗賊家業をしているお蔭で、これまでかなりの修羅場をくぐって来た俺でも少し気圧されちまったんだ。唯のガキの筈がねぇ。


「あんなチッセェのがどんな修羅場くぐり抜けて来たってんだよ、まったく・・・」


俺がそう呟くと、嬢ちゃんがこちらを振り向いた。


「?何か言いましたか」

「いや、何もねぇよ」


どうやら聞こえてなかったらしく、尋ねられた。しかし、然程興味が無いのか、首を振ると「そうですか」と視線を逸らした。


(・・・ったく、今日はツいてねぇぜ)


溜息を一つ吐くと、嬢ちゃんに声をかけた。


「おい、ちょっと良いか?」

「何ですか?・・・ああ、残念ながら逃がしませんよ?」

「いや、こちとら盗賊やってんだ。いつかこうなる事ぐらい予想付いてたさ。・・・それより、嬢ちゃんは一体何者なんだ?」


俺がそう聞くと、嬢ちゃんは少し目を細めた。


「そういえばまだ、名乗ってませんでしたね」


そこで嬢ちゃんは、簡素な作りのワンピースの裾を軽く摘んで持ち上げた。


「私はエリシア・フォン・アルゲート。アルゲート伯爵家の長女です」

「伯爵家って・・・なんで貴族家のが安物の服着て一人で街道に居るんだよ!」


嬢ちゃんの正体に俺は思わず叫んでしまった。こんな貴族らしからぬ貴族があの方以外に居たとは思わなかったのだ。

ニコニコでコーラを振るだけの動画を見ました。中々にノリノリになれたので、風呂場でやってみたらベトベトになりました。あまりうまくいかないものですね・・・。

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