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第十三話 レイナは少し残念な美少女のようでした。

「・・・まぁ、良いか。取り敢えず、クロ。今は出とけ」

《あ、了解っス》


俺がそう言うと、クロは素直に影から出て来た。


《けど、何かオレにも用事っスか?》

「いや、昼御飯はどうすんだよ。お前」

《あ、もうそんな時間っスか?》

「うん、もうそんな時間だよ」


抱えたクロとそんな風に話しながら、俺は寮に備え付けられた食堂へと向かっていた。


「あ、エリシア!エリシアもお昼なの!」

「レイナ様。先程ぶりですね」


背後から声をかけられ、俺は振り向いて挨拶をした。


「・・・て、その子犬は確か、クロちゃんだったよね」

「ええ、そうですよ」

《いや、ちゃん付けはやめてほしいっス》


俺がレイナの確認に頷くと、クロがちゃん付けに異議を唱えた。けど、それはレイナには聞こえない為、無意味だった。

それどころか・・・


「かっわいいー!!」

《ゥクラィナァ!?》


レイナは俺からクロを掻っ攫ってギューッと抱きしめた。それは勢いよくクロの首に入り、綺麗に決まっていた。


《し・・・死ぬっス、死ぬっスよー!!》


そう言いながら暴れるクロには気付かずに、まだ抱きしめ続けるレイナによってクロは絞め落とされたのだった。


「・・・レイナ様。クロが泡を吹き始めたのでそろそろ解放して貰って宜しいでしょうか?」

「え、ああ、ホントだ!?」


クロに頬ずりをしていたレイナにそう言うと、レイナは慌ててクロを解放した。


《ああ、花園の向こうに川が見えるっス・・・。主人殿、今そっち側に行くっスよぉ・・・》


クロが泡を吹きながらそう呟くのを聞いて俺は胸中で突っ込んだ。「何故三途の川を渡ろうとしてるんだ」とか、「俺はまだ死んでねぇ」とか色々あったが、先ずはこれだけ言っておこう。


「クロ、良い加減に目覚めなさい」

「え、いやいや、エリシア。絞め落としちゃった私が言うのもなんだけど、酷くな・・・」

《あ、巫山戯てたの分かったっスか?》

「ってウェェェッ!?」


ひょっこりと立ち上がったクロを見てレイナが貴族令嬢にあるまじき叫びと顔芸を披露して驚いていた。

本当にレイナは少しばかり残念な美少女だなぁ・・・と、俺は呟くのだった。

名前 エリシア・フォン・アルゲート

種族 人族

年齢12歳

LV 16

職業 無し


従魔

クロ(種族:ダークネスウルフ)


スキル

宮廷作法LV MAX

速読LV 2

家事LV 1

料理LV 1

鑑定LV 2

暗号解読LV 2

隠蔽LV 8

隠遁LV 8

予測LV 7

ツッコミLV 5

テーブルマナーLV MAX

味覚強化LV 2

嗅覚強化LV 2

暗器術LV 3

剣術LV MAX

格闘術LV 2

彫刻LV MAX

刻印LV 1

調合LV 1

ポーカーフェイスLV 7

従魔術LV 1

調教LV 1

隷属LV 1

命令LV 1

命名LV 1

舞踏LV MAX

苦痛耐性LV MAX

回避LV 5

楽器演奏LV 8

視覚強化LV 8

気力制御LV MAX

加速LV 2

堅固LV 2

剛力LV 2

身体強化LV 2

仙術LV2

魅了LV 1

威圧LV 1

脅迫LV 1


ユニークスキル

身体能力超上昇

魔導の極み

無限収納

状態異常無効EX

言語理解

ステータス偽装

精神安定

霊視

メニュー

並列思考

魔力視

瘴気視

剣鬼

聖法術

神託


天魔能力

怠惰


加護

主神アルグスの加護

酒神ヨームの加護

上級天使エクリシオンの加護

剣神ボルパマルファシエラの加護


武技

剣之舞

胡蝶之舞

陰之太刀


称号

異世界からの転生者

大物喰らい

魔獣使い

使役者

剣鬼

悪魔殺し

狂戦士

勇者

聖なる者

聖女

神託の巫女

天使の友

剣神の友

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