第一話 二年が経ちました
王城に呼ばれた日から二年が経ちました。つまりはそう、先日ついに俺は七歳になったのであった。つまり、俺は二年間の地獄の淑女教育を生き抜いたという事だ。
で、これが俺の二年間の成果であるステータスだ。
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名前 エリシア・フォン・アルゲート
種族 人族
年齢 7歳
LV 7
職業 無し
従魔
クロ（種族：ダークネスウルフ）
スキル
宮廷作法LV MAX
速読LV 2
家事LV 1
料理LV 1
鑑定LV 2
暗号解読LV 2
隠蔽LV 8
隠遁LV 8
予測LV 6
ツッコミLV 4
テーブルマナーLV MAX
味覚強化LV 2
嗅覚強化LV 2
暗器術LV 3
剣術LV 9
格闘術LV 2
彫刻LV 1
刻印LV 1
調合LV 1
ポーカーフェイスLV 7
従魔術LV 1
調教LV 1
隷属LV 1
命令LV 1
命名LV 1
舞踏LV MAX
苦痛耐性LV MAX
回避LV 5
楽器演奏LV 8
視覚強化LV 8
気力制御LV MAX
ユニークスキル
身体能力超上昇
魔導の極み
無限収納
状態異常無効EX
言語理解
ステータス偽装
精神安定
霊視
メニュー
並列思考
加護
主神アルグスの加護
酒神ヨームの加護
上級天使エクリシオンの加護
武技
剣之舞
胡蝶之舞
陰之太刀
称号
異世界からの転生者
大物喰らい
魔獣使い
使役者
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な・に・か・が・お・か・し・い！
舞踏とテーブルマナー、宮廷作法、楽器演奏スキルは淑女教育によって。苦痛耐性と視覚強化、気力制御、隠遁、隠蔽は淑女教育の厳しさに心が何度も折れそうになったり、逃げ出したりして鍛えられた。けれど、武技を覚えるきっかけが分からない。と思って調べた結果、
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武技：気力制御を限界まで鍛え上げた達人が使用できる特殊な技。その他の条件を満たすと、使える武技が増える。
剣之舞：攻撃を避ければ避けるほど、物理系攻撃力に補正がかかる。
取得条件：それぞれ、回避LV3、舞踏LV8、剣術LV5まで育っている事。
胡蝶之舞：残像を見せながら回避する。
取得条件：それぞれ隠遁LV5、舞踏LV8、回避LV3、幻魔法を取得している事。
陰之太刀：相手に切られたと錯覚を起こさせる。
取得条件：暗器術、幻魔術、剣術のスキルの取得。
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納得しました。
俺は最初は、気力制御は集中する系の能力かと思っていたのだが、まさかこんな凄いスキルとは思わなかった。まさに棚ぼただな。
そして、この並列思考は便利なのか不便なのかよく分からなかった。何故なら、別の物事を同時に処理できるスキルなのだが、所謂「ながら作業の極致」の様な能力なのだ。
さて、このようにこの二年間の成長を確認した後は、今夜、開かれるデビュタントの準備だ。因みにクロはお留守番の予定だったが、影魔法で俺の影の中に潜り込んでいられる様なので、影の中の護衛として連れて行くことになった。
「・・・さて、今度は平和に終わるよな？」
俺は窓の外を見ながら呟くのだった。
