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がーるすぺしゃる  作者: oga
ラストバトル
54/69

衣装チェンジ

 ガールは懸命に泳いだ。

そして、どうにか海面に到達すると、陸へと泳ぎ始める。

ガールは、自分は泳げるが、他の3人があまり泳ぎが得意では無かった為、浮き輪を魔力で作り、手渡した。

そして、どうにか海沿いの街へと到達した。


「はあ、ごほっ、はあ、はあ……」


 堤防から何とか体を引き上げると、みな、体力の限界と地面に倒れ込む。


「ねぇ、一旦着替えないと風邪引いちゃう…… ぶえっくしょん」


 ヨシコがくしゃみをすると、ガールは可笑しくなった。

最初、自分がここに来た時も、風邪を引いてかなり悲惨な思いをした。

しかし、今回は仲間もいるし、心強い。

これだけいれば、誰か一人くらい、金を所持しているハズである。


「どうする? 適当な洋服屋にいって、着替えましょうか?」


「賛成~」


 満場一致で、先に服を着替えることとなった。

 やって来たのはヨシコの行き付けのオーダーメイドショップ、「幻想仮装衣装店」

ここでは、イメージした服を注目すると、そのままの形で用意してくれる。

遠くからはるばるやって来る客も多く、芸能界でも御用達の著名人がいるほどだ。


「もちろん、値段はそれなりだけどね」


 ヨシコがそう言って店の扉を開けると、ショップ店員がやって来た。


「いらっしゃいまし~。 本日はどのような衣装をお探しでしょうか~?」


「じゃあ、みんな私と同じ格好で」


「ちょっと待ってよ!」


 マァムがストップをかける。


「これから戦いが始まるってのに、そんなヒラヒラのスカートの恥ずかしい格好させるの!? 私、ピー才なんだから、少しは気を使ってよ!」


 あまりの剣幕に、ヨシコも思わずたじろぐ。


「うっ、ごめん…… なさい……」


「でも、みんなとお揃いって、いいかも。 一体感っていうか」


 ガールの提案に、一同賛成する。


「うむ、ワシら、仲良しじゃものな」


(あんたと仲良しになった覚えは無いんだけど……)


 ヨシコが腹の中で毒づくも、みな、それぞれ意見交換をする。

長くなりそうだな、と思ったガールは、店員に向かって言った。


「あ、店員さん、ちょっと時間かかりそうなんで、待ってて貰っていいですか?」


「はい、大丈夫ですよ~」


 結果、戦いやすく、可愛いよりは格好いい路線の服装にしよう、という意見になり、まとまった。

それを店員に伝え、しばらくして、その服装が出来上がった。

その服をそれぞれ手にして、更衣室で着替えを済ませる。


「じゃじゃーん、どう?」


 ガール、ヨシコ、チカ、マァムが着替えを済ませて出てきた。

ショップ店員がやって来ると、みなを見回す。


「みなさん、とても似合ってますよ~」


 戦い、ということで、それぞれ「迷彩」を取り入れたファッションとなった。

ガールは、緩めの白いニットに、迷彩のレギンスを履いて、可愛らしいファッションに。

マァムは黒のトップスに迷彩のスキニーパンツ、ヒールを履いて大人らしいコーデに仕上がった。

チカはロゴ入りの白生地Tシャツにショートパンツ、迷彩の上着を羽織り、カジュアルっぽいコーディネート。

ヨシコは何故か上下迷彩のフリフリのスカートという、ハロウィーン風コスプレ衣装で出てきた。

一人だけ若干恥ずかしい感じの格好だが、本人はご満悦の様子のため、誰も突っ込まず、そのまま会計をする運びとなった。


「お会計はまとめてでよろしいですか?」


「まとめてでいいんじゃない?」


 ヨシコがそういうと、誰が払うの? とそれぞれ顔を見合わせた。



 

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