この世の七つのお見舞いに
これは七つの病院での、七つのお見舞いにまつわるお話。
あるいは小さな開業医で、あるいは大学病院で、入院する患者たちを尋ねる、お見舞いのお客。
それは歓迎すべきことに違いありません。
しかし、ごくごく稀に、そこにはとても良くないモノが含まれているそうです。
これは七つの、救いのないお話です。
病人という弱った者を、病院という慣れない場所で、病室という閉ざされた場所を尋ねる良くないモノ。
健全な精神と、恐れぬ心があれば、奇妙なモノを退けることも可能でしょう。
でも、それらを失っている時に、襲われたなら――。
※注
お見舞いにまつわる7つの短編です。
怖い話と言うより、世にも奇妙な感じの話が多いです。
長さもまちまち、形態も三人称だったり一人称だったりします。それでもよろしければ、しばしお付き合いください。
一日目 お爺ちゃんは窓の外
2019/07/16 19:06
二日目 おすそわけ
2019/07/16 19:11
三日目 見つめる者
2019/07/16 19:15
四日目 語るべからず
2019/07/16 19:20
五日目 おぼえられない
2019/07/16 19:24
六日目 ゆるして
2019/07/16 19:29
七日目 お見舞いは一人だけ
2019/07/16 19:36