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第3話 久しぶり…?

またちょこちょこ書いていこうかなと思ってます。

矛盾した点などあれば言っていただけると助かりますm(_ _)m


「ふぅ~、転移二回目だけど最初の跳ぶ瞬間が歪むか光るかで感覚結構変わるな。それにしてもここは何回来ても変わんないな…」


 女神に送り届けてもらった先は、高さが何十メートルにも及ぼうかという大きさの扉が鎮座している空間だった。


「さてと、()()()()は無事かな?」


 そう言いながら巨大な扉を開けたその先に待っていたのは…


『おぉ、ドラン生きてたのか?どうやら外の様子が変わったみたいだが…』

「おう、一々毒吐かなくていいから。様子変わったみたいって()()()()のお前ならそれくらいわかるだろ?黒龍さんよ?」

『わかったわかった、だからそう怒るな。それと黒龍って呼ばないでクロと呼べと言っているだろうが…』


 扉の先に居たのは大蛇のように長い漆黒の、所謂東洋のドラゴンでした。

 そのドラゴン相手にまるで友人のような接し方をしてるドランだったが、ふともう1体いるはずのドラゴンがいないことに気が付いた。


「さっきのはわざとだよ。てか、ファルはどこ行った?」

『ん?ファルの奴なら…』

「ドラン、久しぶりー!」

「うわっ!?後ろからいきなり抱きつくな!いろいろ当たってるからな!?」

「別にそんなこと気にしないでむしろ役得くらいに思えばいいんだよ。それにせっかく感動の再開なんだし!」

 

 そんなことを言いながら抱き着いてきたのは、金髪碧眼のグラマラスな女性だった。


「何が感動の再開だ!最近会っただろうが!」

「何を言っている!1ヶ月も会えなかったのだぞ!この会えなかった日々を悶々と過ごしていた私の気持ちがわかるかぁ!」

「分かってたまるか!てか誤解を招きそうな発言はやめてくれ!」

「何が誤解なんだ?あんなにも熱い夜を過ごしたというのに…///」

「それが誤解を生むんだよ!そもそも熱い夜ってなんだ!?あれはお前のブレスで物理的に熱くなっただけでこちとら死にかけてるんだぞ!?」


 ドランに会えて純粋にうれしいだけなのだが、からかわずにはいられないらしく、ドランはタジタジになっている。ちなみにこの今人の形態をとっているドラゴンが、この空間()()の主ファフニールのファルだ。

 彼女はクロとともにドラゴンがいるという噂を頼りに訪れたドランに頼まれてクロを匿っていて、その時ドランに一目惚れしたらしい…まぁ、惚れたのはいいのだが強くない奴ではだめだと言い始め、そのまま一晩中続くことになる戦いがあったとか(クロの証言より)。

 いつまで経っても埒が明かない二人の会話を止めたのはクロだった。


『お前ら目の前でじゃれ合うな、ところでドラン、ここに来た目的は何なんだ?』

「おぉっと、いかんいかん忘れるところだった。」

「何やってるんだか…」

「お前のせいだろ!?…ッゲフン!まぁ、それは置いといて。ここに来た目的はお前らをダンジョンの外、つまり俺と一緒に来てもらおうかと思ってな。」

『ふむ、理由は後で聞くとして、とりあえず人化形態にならないとな…』

「ここも飽きたし、それにドランと一緒って言われたらついていくしかないでしょ!」

「なんかいつの間にか出ること確定になってるし…それにしてもファルはぶれないなぁー。」

「いや~、それほどでもぉ~///」

「いや、ほめてねぇから…」


 ドランの提案に異を唱えるどころか即決した彼ら。

 クロは巨大な漆黒の龍から155cmくらいの黒目黒髪の美少年に変わり、ファルは元からなっている180cmくらいのグラマラスなお姉さん風のままだ。


「あ、そうだファル。出てくときにここの財宝貰っていい?」

「ん?あぁいいぞ。元からお前にやる予定だったしな!ついででもいいから私ももらってくれないか?」

「お、おう。てかさらっと自分を売り込むなまったく…もう少ししたら考えといてやるからおとなしくしとけ。」

「あれ?これって脈あり?」

「だから俺の前でいちゃつくな!」

「そう言えば、クロお前人化した時の見た目と、しゃべり方合ってないよな。」

「余計なお世話だ!」


 そんな会話をしながらも着々と準備を進めていく一同であった。

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