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枕の下に 希望の上に(1)

「何か」

作者: 袋小路 めいろ

誰かに見つけてもらう為に

僕は歌うみたいな

単純な話じゃない

誰かに認めてもらう為に

僕は描くみたいな

従順な話じゃない




この先端の見えない先を

見える様に

それが出来て

初めて得られるのに

この願いは叶う事は無い

僕は人であり過ぎる

無残な人であり過ぎる

僕は人であってはいけない

人であってはいけないのだ




安っぽい友情の為に

僕は書くみたいな

心情の話じゃない

もう居ない誰かの為に

僕は作るみたいな

自分の話じゃない




そこから抜け出せない

そこから抜け出せない

何故だろう

抜け出せない

その先を形作れと

いつも 「何か」は言っているのに

抜け出せない事を

楽しめとは

誰にも言われてないのに




深くもなく

浅くもなく


雲の動きも

海の流れも


それとは違う

それとは違う


長くもなく

短くもなく


川の形状も

山の存在も


それとは違う

それとは違う


光もなく

闇もなく


「何か」の意味も

「何か」の濃淡も


それとは違う

それとは違う


掴み得たい

邪魔されず

掴み得たいのだ

「何か」の何かを




今あるモノが

全てを語ってはくれない

今あるモノが

全てに通じていない

明確に認識した

その「何か」は

手にする事が出来るモノなのに

どこにあるのだろう

どこにあるのだろう

探すしかない

無様な時間は

無情に流れていく






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― 新着の感想 ―
[一言] 「今あるモノが 全てを語ってはくれない 今あるモノが 全てに通じていない 明確に認識した その「何か」~」 私もその事を追い求め続けていると感じました。 命の最後まで、追い求めたいと思い…
2017/04/24 08:17 退会済み
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