君がいなくなって
思い出すのは
君の横顔
記憶だけが色褪せることなく
胸のなかに存在する
君のいない世界はいつも
限りなく黒に近い
青色だった
思い出すのは
君のとの約束
君がいなくなってから
もう泣いていないよ
まるで君が
私の涙をさらってしまったみたい
あんなに泣き虫だったのに
不思議だね
思い出すのは
君がいなくなった日
限りなく澄んだ
青い空
いつもと同じ空なのに
どうして切なさが込み上げたのだろう
思い出せないのは
涙の溢し方
いつかまた
あの日のような色を瞳に映したら
その空に
輝いた涙を落とそう