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第四章 願いの天秤 04

 リドリーは、グラファド邸を眺めた。


 縦格子の門扉から、広々とした敷地の奥に白い建物が見えた。玄関を中央に左右に漆喰の軒を延ばしている。だが一見すると、かつては何十人もの使用人を雇っていた豪邸というには、横幅が狭い印象を受けた。


 しかし、この屋敷は奥行きで広いのだとナージは言った。

 玄関から広い庭を右側に回り込むと、その全容が見えた。奥行きは横幅の三倍近くあるように見える。途中に中庭のような広いくびれがあった。さらに奥は中庭から続くテラスになっており、再び短くくびれると、屋敷と同じ高さの倉庫が隣接していた。向かって右側に、少し離れて厩があり、馬を散歩させる放牧場の柵が続いている。


 それより奥は山林が望んでいた。


 玄関側の庭の隅には、目立った塗装のない木造の建屋があった。窓が多い。庭を彩る植物の苗などを育てるための施設なのだろう。かつては専属の庭師が毎日手入れをしていた様子が窺えた。


 玄関前から右に庭をまわり込んだところで、リドリーは立ち止まった。


 案内に着いてきたナージもその後に続く。ここまでの道のりで体力を使い果たしたらしく、額の汗を拭きながら、

「こんなに長い坂だったかな」

 と何度目かの同じセリフを言った。町中を歩くには良かったが、途中から上り坂が続き、この丘の中腹までの道のりが、老警官にはこたえたようだった。


 この屋敷に来るのは、10年ぶりくらいだという。まだ支配人の不祥事が発覚する前に、定期的に巡回していたようだった。


 マクダリオの事故死の知らせを受けた頃は、後任の警察官が担当していた。ナージは感慨深げに屋敷の佇まいを眺めていた。リドリーも白い建物を見上げながら、

「誰も住んでいないんですね」

 かつては芝生で覆われていた広大な庭は、今は大部分で雑草が茂っている。オリナがここを出て三年経つのだから、無理もなかった。


「ああ。今は売りにも出とらん。いわく付き、というのかな。買い手がなくてな。結局、誰の手にも渡らんかった」


 ナージは目を細めて、「この辺りは、西からの風で一年を通して気温が低くて、特に農産物の輸送はこの町に集まる。昔は、この庭にも荷馬車がたくさん立ち寄ったよ。活気があったなあ。いろんな業者が出入りしていたからな」


 二人が登って来た道も、さらに南東部へと延びる運搬路で、今も主要な流通を担っている。


 庭の中央を通る石畳が、奥まで続いていた。


 この先に、スダリが自供した犯行現場の倉庫がある――


「家というより、仕事場だったんですね」

「中庭のテラスも、よく商談に使っていたよ。でも、この反対側の庭は、驚くほど静かでね。奥方さんが小さい息子さんを抱いて、よくお嬢さんと遊んでたな」


 リドリーたちは、石畳の上を歩いて、奥の倉庫に向かった。

 倉庫は、屋敷と同じくらいの高さで、二階建てと思われた。飾り気のない木造で、入口なのか、倉庫の中央部に一階部分が張り出した場所があった。大きな両開きの門扉になっている。


 ナージは、手にした鍵束から一本の鍵を選び出し、門扉中央の錠を開けた。売れないと分かってから、業者が警察に鍵を預けたままだという。

「よっこいしょ」

 ナージが左の門扉を手前に引き動かすと、掛け声とは裏腹に、とてもスムーズに門が開いた。


 中は薄暗い空間が広がっているだけで、倉庫というには何もない部屋だった。奥は、壁の代わりに左右に開く大きな引戸で塞がれていた。


 リドリーが、ここが犯行現場なのかと怪訝に思っていると、ナージはニヤリと笑って、

「この部屋は、馬を引き入れて馬具をつける準備室だ。その奥の倉庫で荷積が終わったら、あいつを開けて、(ながえ)で荷馬車と馬をつなぐんだ」

 と、奥の引戸を指差した。


 薄暗さに慣れて、部屋をよく見回すと、左右の壁には棚いっぱいに馬具が押し込まれていた。他にも農器具のような物や、薪割りに使うナタなども引っ掛けられている。


 ナージは、長い息を吐くと、身体を休めたかったようで、傍らにあった薪割り台に腰を下ろした。


 途端、

「いたたっ」

 と立ち上がった。

「どうしましたか?」

 ナージは腰を屈めながら、尻に両手をやった。ううと小さく唸り、

「あたた……。棘が……」


 顔を一瞬しかめ、片手が何か引き抜く動をした。

「いてっ」

「大丈夫ですか?」

 リドリーは駆け寄ったが、露骨に傷口を覗き込むのも憚られる。ナージが尻をさすりながらその場で足踏みをし始めた様子を見て、どうやら大事はなさそうだと思うと、視線は自然と薪割り台に向けられた。


 太い木の幹を切り出した、大きな薪割り台だった。密で硬そうな年輪に、いく筋ものナタの切れ込みがある。

 それとは別に、薪を割り損じた跡なのか、強く叩かれたようなへこみが、いくつもあった。それが、切れ込みから年輪の繊維を剥がし、小さなささくれを作っていた。薪割りだけでなく、蹄鉄や馬具を叩いて調整に使っていたのかも知れない。


 一方で、よほど痛かったのだろう、ナージは膝を高く上げて部屋の中を動き回り始めた。リドリーは吹き出した。

「……ごめんなさい」

 と言いつつも、口に手を当てて笑いが止まらない。さすがのナージにも照れたような苦笑が浮かんだ。


 尻をさすりながら、

「やっと、笑ったね」

 と穏やかな声で言った。「こっちに来てからずっと、難しいことを考えているような表情だったよ。元々そうなのかとも思ったが、今は、いい顔だ」

 言われて、一瞬リドリーは気恥ずかしくなったが、はたと気づいた。胸の虚ろな鈍い疼きはそのままだが、心持ちは少し軽くなっているように思えた。


 来たことのない町でこうして過ごしていることが、時間の速さを忘れ、現実感を薄めているのだろうか。思えば、かつてスダリとオリナのいたこの場所に自分が立ち、しかし今は全く違う時間が流れていることも、不思議に感じられる。


 焦っても仕方ない、とリドリーは思った。四年の歳月は経ってしまったが、それでも私には確かめるべきものがあるんだ――


「犯行は、荷積みの最中だったと供述していました」

「それなら、この奥だ」

 ナージは、左右に開く大きな引戸の前に立ち、錠を開けた。


 今度は、リドリーが左の引戸を動かした。すると、戸車の低い音がゴロゴロと反響し、体重をかけるだけで扉はスムーズに開いた。リドリーは、奥の暗い様子に目を凝らした。

 反響がおさまり、リドリーは倉庫の中に足を踏み入れた。


 急に、ふわりと明るくなった。見上げると、乳白色の光球が高い天井に一つ輝いていた。

「まだ、残っていたんだねえ」


 倉庫の中は、微かにカビの臭いがした。足元からヒヤリとした空気を感じる。


 全体的に吹き抜けで、壁に沿って二階の床が張り出していて、ぐるりと倉庫の内側を一周しているようだった。倉庫の中央にも見晴らし台のような巨大な棚がある。それぞれの階層で荷を貯蔵していたのだろう。二階の床がない部分には、高い天井から滑車がいくつもぶら下がっているのが確認できた。


 かつては、これほどの量の荷を扱っていたのか、とリドリーは感心した。引戸の入り口は二輌分の馬車を並べられる幅があり、同時に積み下ろしができたようだ。引戸の中央部から倉庫の奥に向かって、仕切りのような長いテーブルが置かれていた。


「屋敷に近い方の作業場が、犯行現場だと言っていました」

「じゃあ、ここだね」

 リドリーは、にわかに緊張した。


 四年前の情動だ。残っていたとしても、感知に反応するのか分からない。

 あたりを見回すと、さすがに何の荷物も置かれていなかった。車輪のついた荷台が点在し、大きな木の箱が一つ、開いた口をこちらに向けて倒れている。


 屋敷のある方に目を向けると、突き当たりに両開きの扉があった。こちらは、屋敷の仕様に合わせたような、彫刻が施された扉だった。


 作業場は、中央の長いテーブルと、もう一つ反対側も同じようなテーブルで挟まれている。そのテーブルの下には、道具箱なのか、木箱がいくつも並んでいた。中には束ねられた縄や、鉄のフック、太めのナイフ、麻の袋などがいくつも放り込まれている。


 テーブルに隠れて、何かが立てかけられていた。回り込んで確認する。


 ――木槌だ


 小さな戦慄を覚えた。二本あった。どちらも同じ形で、リドリーの足下から胸あたりまである大きな槌だった。柄を上に向けて立てられていた。槌の部分には金属の細い板が巻かれ、補強されている。

 見ると、もう一本が、側に倒れていた。同じ大きさと形だった。


「情動感知を始めます。臨場認証をお願いします」

 リドリーが、法術衣のポケットから法具を取り出そうとすると、

「ああ、位置を測るやつだろう? 持ってるよ」

 と、ナージは手のひら大の白い円盤を懐から出した。「素人でも使えるやつだよ」

 笑ってそう言うと、入口の引戸のレールの上に円盤を置いて、円盤を拳で三回ノックした。


 すると、円盤が青白く光り、小さな青い火花でできた一本の輪が、チリチリと微かな音を立てて波紋のように広がり、倉庫の石畳を走っていった。


 ナージが目で合図をすると、リドリーは三本の木槌の間に立ち、法杖を宙に立てた。

 両腕を開くと、瞬く間に床に大きな法印が広がる。それだけで、三本の木槌はすっぽりと包まれた。

「安らかに」

 リドリーは、床に向けた両の手のひらから、一気に強い術圧を発した。


 わっ、とナージが声を上げた。

 床の法印を底面として、光の円柱が現れた。リドリーをすっぽりと包み込むくらいの高さがあった。淡い赤や緑など様々な色彩が渦まきながら、バチバチと何かが弾けるような音が響く。やがてリドリーの姿は、折り重なる淡い光の中に完全に隠れた。


 ――見つからない


 リドリーは、正確に木槌の位置を押さえていた。だが、いくら高圧の術を施しても、情動の気配は感じられなかった。

 少し経って、リドリーは術を解いた。


「驚いたね。こんな激しい感知は初めて見るよ」

「ごめんなさい。古い情動だから、術を集中させないといけなくて」


 三本の中に凶器になった木槌があるかと思ったのだが、情動は感知できなかった。それが四年間の風化で昇華してしまったことによるものなのかも、判断できない。


 リドリーは、立て掛けられていた木槌の一本を、何気なく手に取って引き上げてみた。すると、リドリーの身体の方が引き込まれた。木だと思っていると、意外と重い。金属の補強があるとはいえ、かなりのものだ。


「そいつは、木の杭を地面に打ち込む木槌だからな。もともと全体が硬くて重い木で出来ているんだ」

 確かに、両腕で頭の上まで振りかぶると、しっかり踏ん張らないと収まらない重量感である。


 槌を元通りに置き、リドリーは再び作業場の中に立った。

 床は石畳で、血痕など何かしらの形跡は、確認できない。

 たとえ場所が正しくても感知できる保証もないが、風化の激しい情動を相手にするには、強い術圧でないと感知は期待できない。だがその分、術域は狭くなる。場所を絞らねばならなかった。


 もしも、木槌がある場所から、荷馬車のそばに立つマクダリオに気付かれないよう、後ろから近付く機会を伺ったとしたら――


 ――この辺りかな


 リドリーは、法杖を宙に預けた。

 再び、情動感知を始める。先ほどと同じく、一気に術圧をかけた。


 バチバチとまだらな色が渦巻く光の円柱の中で、リドリーは周囲から返ってくる術の波を感じていた。術力が強すぎて『雑音』がひどかった。波を()()()ために、別の術を乗せる。


 波は少し穏やかになった。代わりに耳鳴りがする。床に根差した術の糸からは、滑らかで平坦な流動が両手に伝わってきた。


 ――ほんの少しでも、揺らぎが残っているなら


 身体から溢れる術量に、皮膚がしびれ出した。特に法術衣で内側に跳ね返ってくる術圧で、リドリーは全身を締め上げられた。術力が体内に逆流してくる。内臓が反応する。吐き気がした。

 息を止め、喉に力を込め、手のひら以外の感覚を無視した。


 殺人の情動など、早く昇華されていて欲しいと思う。しかし、誰にも気づかれないまま長い間残っているのなら、その姿を知ってやりたいと思った。


 その時、右の手のひらにつながる一本の術の繊維が、色を出した。


 ――あった!


 だが、掴むと切れてしまいそうなほど細い。リドリーは術圧に挟まれて強張った両手のひらを、ゆっくりと、まるで水中に漂うインクの滴をつかむように、滑らかに閉じた。


 ――お願い、つながっていて! あなたの役割が、きちんと終わるように――


「女神の庇護に、憩い給え」


 両手を握り、引っぱるように胸の前へ上げた。

 リドリーの足元から、赤い光柱が立ち上がった。


 術を解くと、リドリーを包んでいた光が消えた。リドリーは宙の法杖を掴みとって、床に突き立ててすがりつき、身体を支えた。深く息を吐くと、身体から鬱滞した術力が滲み出してくるように感じた。


「光が上がった……。見つかったのか?」

「まだ分かりません。採取します」

 リドリーは床に膝をつくと、赤い光柱に法杖を預け、法術衣のポケットから小瓶を取り出した。光る床に薬剤を数滴落とし、両手で包み込む。ここにも強い術圧を要した。


 やがて、ゲル状の塊をシャーレに収めることができた。しかし、微かに紫の色彩が点在するのは見えるものの、色が薄くて小さすぎた。結晶を育てないと、何の情動かの識別はできそうにない。


 結晶化の道具は帝都から持って来ていた。早く戻って解析しようとリドリーは思った。


 だが、その前に、

 ――直接、見届けよう

 場所は特定できた。集中して空間に入れば、何の情動で誰のものか見えるかも知れない。


 リドリーは、腹に力を込めて息を吐き、立ち上がった。

「もう少し調べたいので、待っていてもらえますか?」

 自分でも、疲労で息づかいに熱がこもっているのが分かった。ナージもそう感じたのだろう。何かを言いたそうに口を開いたが、しかし黙って頷いた。


 リドリーは、再び法杖を宙に立てた。

「安らかに」

 床には、足元から湧き出る光の法印文字が、螺旋状に流れた。リドリーの足首を埋めていた文字は、見る間に膝の上まで吹き上がり、さらに腰を隠すまでになった。


 輝く螺旋法印のスカートから、金色の文字が溢れ出した。


 リドリーは、ゆっくりと意識を沈めていった。

 ゆっくりと目を開けると、辺りは真っ暗だった。

 杖頭の輝きで照らそうとすると、光源の周りだけに白くぼんやりと照り返しがある。濃霧に覆われているようだった。空も地平も、まったく見えなかった。


 目を凝らしても、前に伸ばした手すら霧で見えなくなる。リドリーは、慎重に風上を確認して、小さな歩幅で進んだ、杖頭の光は、足元も照らせなかった。


 これほどの視界の悪さは、初めてだ。緊張で歩みが止まりそうになった。ここで襲われたら、守りも攻めもできない。地面を確かめるような足取りだった。


 ふと、その足元が、微かに光った気がした。

 リドリーは立ち止まり、そっと屈んで顔を近づけた。

 それは、薄紫色の、丸みのある、どこか爬虫類を思わせる形だった。位置的に脚のように見える四本の突起は短く、背に当たる部分には、まるでコウモリの翼が中程から千切れたような、小さな皮膜がついていた。


 体には鱗のような光沢があった。薄紫の中に、角度によって位置が変わる黒い斑点が見えた。


 ――『枷鎖(かさ)の砕破』情動だ


 鬱屈した状況から暴力的に抜け出そうとする情動で、特に長く抑圧されたと感じている犯人が、その怒りを相手にぶつけるときに、よく現れる。


 スダリは、再び雇われようとマクダリオに願い入れたが断られ、激昂して木槌で殴ったという。

 説明ができなくもない。だがそれは、母と弟を奪われたオリナや、絶縁されて家を追い出されたハリ、パルファも同じ状況だろう。


 キラリ、と空中で何かが光った。

 リドリーは、急いで目で追いかけたが、見失った。本能的に風上に目を向けた。


 手が届きそうなくらい近く、霧の中から蛍のような光の蠢きが見えた。緩やかな点滅を繰り返し、一つ二つと風に流れてくる。やがて、リドリーの元に漂って来た。


 黄色の輝き。その中にちらほらと見える、細かな金属粉末のような光沢。

 その特徴から、『成就の悦楽』情動だとリドリーは気付いた。

 目的を果たしたときに出現する、恍惚感を示す情動である。


 つまり、犯行は完遂された、ということだ。


 本来は、もっと目を開けていられないくらい強く輝き、点滅も速い。ここに見えている情動は、著しく衰えていた。


 四年前のこの場所で、犯人は確かにマクダリオを殺害していた――


 再び、足元に佇む薄紫の爬虫類を見下ろした。丸い胴が、呼吸をするようにゆっくりと膨らみ、また縮んでいく。


 ――これが、誰の情動なのか


 リドリーは『紋』を取るため、法杖の石突きを爬虫類の脇にそっと沿わせた。


 『邂逅』の情動で識別ができている、スダリの紋か、オリナの紋か、あるいは、そのどちらでもないのか――


 爬虫類は、石突きに反応したように、短い四肢を緩慢に動かして向きを変え、法杖に首元を絡ませるような姿勢になった。

 情動の『紋』の感触が、リドリーの手に伝わってきた。


 表面は丸くなめらかで、硬い。そして、微かに弾むような脈動があった。

 火災現場の寝室で、最初に見つけた『邂逅』情動の特徴と同じ感触。


 まぎれもなく、それはオリナの情動だった。

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