トンカツ始めました
行方不明のクリソンはリーダーが偶然見つけてくれた。クンリーマインさんと一緒に届けてくれるそうだ。
お礼するために料理を始めてみた。このゲームではいろんな料理が出来るようだ。さすがあちらのゲーム容赦ない。
肉の種類は鳥肉、牛肉、豚肉、魚肉、虫肉などいろいろと揃っている。
野菜も種類が豊富だ。
初めての料理はトンカツにしてみた。
搾油機に菜種を入れ食用油を作る。
豚肉に小麦粉をふり卵をつけてパン粉をつけ油で揚げる。
トンカツができた。
キャベツの千切りも用意した。
クンリーマインさんのために大量のライスを用意する。
デザート用に七色に光る木の実を用意できた。
リーダーがやって来た。
『ちょっと見ない間に忍者屋敷になりましたね。』
『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!』
いろんな場所に窓があったり階段があったり出口があったりその通りだった。その後も作る物皆『忍者屋敷』と呼ばれることになった。
クンリーマインさんはちょっと遅れてきた。操作を間違えて何度か落下して遅れたようだ。あいかわらずたいまつを手にしていた。
トンカツを皆で食べた。クンリーマインさんはたいまつを手にしたまま、こちらで用意した大量のライスを完食した。そしてデザートの木の実をおかずにどこかから出したオニギリを食べていた。
『ナミさん、初めて木の実食べましたよ!また取ったんですか?すごいですね。まだ一回も出てこないですよ。………』
リーダーが何かを言いかけている途中で
『オレはシングルで十回以上取りましたよ!!』
クンリーマインさんが自慢気に言い放った。
シングルとは現在我々がプレーしている多数のプレイヤーが集まるマルチとは別の一人プレー用でいくらでも設定を変えれるシステムだった。
リーダーも最初のうちは黙っていたがいつまでもシングル自慢が続くのでシングル発言禁止令が発令された。しかしシングル自慢が途絶えることはなかった。
そんな機能はないはずなのになぜかクンリーマインさんがユサユサしていた。裏技だろうか?
『ナミさん、今日はごちそうさまでした。』
『いえ、今度は中華にしますんで、また来てください。』
『それでは帰ります。』
『お気をつけて。』
クンリーマインさんはなぜかログアウトしていてなぜか台所の上でやはりたいまつを持ったまま寝っ転がっていた。




