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出発の日

リーダーのお誘いを受け新しいゲームをやることになった。あちらから来たガチゲー『アープゥカリ』だ。国産の軟弱ゲーではもう満足できないらしい。

ダウンロードを終えリーダと一緒にログインする。初期マップ『マウンテン』でキャラクターメイキングはデフォルトで始める。

スタート地点がランダムなのでチームに加わるためにリーダと合流しなくてはならない!

下着?だけの状態で出現する。あちらのゲームなのだが日本版なので素っ裸ではないようだ。

南側には海が北側には山が東西に長く続いている。

上空には青い空がどこまても広がっている、雲ひとつない。

海は透き通っていて魚が泳いでいるのが確認できる。

ゲームマップを確認する。

海岸沿いを歩いているとお腹が減ってきた。いつもよりお腹がすくのが早い気がする。

『ナミさん、どこにいます?座標を教えてください。合流するまで木の実食べて凌いでください。』

『わかりました、座標は横30の縦40です。』

目の前にある色とりどりの木の実をむしり取る。

カラフルな木の実を口に頬張る。

なかなか美味だ。

七色に輝く木の実が別格な気がする。

『ナミさん、白いのと黒いのは食べちゃダメです。』

『えっ、ちょっと食べちゃいました。』

『そうですか、ナミさんなら、大丈夫です。』


気づくといつの間にか空が暗くなって来ていた。

遠くから獣の雄叫びが聞こえる。

だんだんと寒くなってきた。徐々に体力が削られる。

『見つからないなー。ナミさん、海岸沿いにいるんですよね?寒さ大丈夫ですか?ワラで防具作ってくださいね。』


『作れないみたいです。』

『あっ、どこかのステータスにポイントを降ってレベル上げてくださいね。そしたら作れる物が増えます。』

たくさん動いても息切れしないように酸素にポイントを振って見る。

『とりあえず最初は移動速度が良いと思います!』

『酸素を上げてしまいました。』

『ナミさん!それ、いっちばんあげなくて良いとこですね!(笑)ちなみにそこを振ると水の中での呼吸時間が長くなります。でも酸素マスクとか出てくるんで必要ないですね。』

『たくさん動いても息切れしないように振ってみました。(笑)』

『それだったらスタミナに振らないとダメですね!』

『そうだったんですね。(笑)』

言いかけた時にポヨンポヨンという音が聞こえ、段々とその音が大きくなってきた。

『いッ、痛い!』

ポヨンポヨンしたカタマリがこちらにぶっかってきた。

『ナミさん!どうしました?』

『こッ、攻撃されています!』

『ナ、ナミさん、に、逃げてぇ!!』

『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!』



『POTETOさん、どうなりました?』

『薯いません、ポヨンポヨンしたのに殺されて薯まいましたポテ。』

『えっ、ヤバいヤツがわいちゃいましたね!もしかしたら今日合流できないかもしれないです』

『しょ、薯んなー!』

『マップ全体に湧くヤバいヤツなんです。今の我々ではどう薯もできないです。』

『酸素にポイント振ってしまったんで、海に誘い込むというのはどうでしょうか?』

『いいですね!!と言いたいところなんですがソイツ水につかるとパワーアップしちゃうんですよ。出来るとしたら逆側に誘導するしかないですね。』

『やってみます。』


新たに出現すると辺りは真っ暗になっていたがかろうじて自分の死体とポヨンポヨンが20めーたー位先にいるのを確認できた。

ポヨンポヨンがこちらに向かって来た。すごい索敵能力だ。

真っ暗闇の中を森に向かって全力で走る。

スタミナが切れ足が言うことを聞かない!!

追いつかれたと思った時、突然目の前が真っ赤になった。辺り一帯が炎に包まれている。ポヨンポヨンがドロっと溶けた。

『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!』

『POTEナミさん!大丈夫ですよ!』

リーダが近くに来ていた。

別プレイヤーが乗ったドラゴンが炎を吐いてポヨンポヨンを攻撃し飛び立っていったらしい。別プレイヤーからの攻撃はダメージが入らないようだ。

リーダの乗ってきたイカダに乗り込みチーム『シンシャンチュン』に加わった。

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