巨大コケコッコー
「起きた?」
「起きたぁ」
「あれ?まだ外暗いね。」
「もう7時なのにね。」
「おかしいなー」
ドォォォン…ドォォォン…
「なになに!?」
「敵さんのお出ましね…」
「えー…」
「早く倒さないと!」
「みんな、行くよ!」
全員が急いで向かうと、巨大な謎の鶏がこちらを見ていた。
「な、何あれ…」
「ちょっと手強そうですね…」
「一緒に戦えば怖くないよ!」
「行くぞ!」
「ほら、喰らいなさい!」
「コケェェェェ!」
「本当に鶏なのか…はあっ!」
「コケ…」
鶏がバランスを崩した所で、すかさずリアリスとリリアンが息ぴったりの攻撃を放つ。
「いっくよ~!」
「いっけぇぇぇぇ!」
「コ…コケ…コケコッコォォォオ!」
「きゃあああああっ!」
「私達の見事なコンビネーションアタックが効かなかった!?」
「いや、効いたから痛くて暴れだしたんだと思う。」
「あれで倒しきれなかったのは驚きだわ…」
「私がやります」
「リオネス!?で…でも、あんたは力を使ったらすぐ倒れるでしょ!」
「退いて…」
「ち、ちょっと!やめ…」
ドゴォォォン!
「コケコッコォォォォォ!」
ズゥゥゥゥゥン…
リオネスがビーム一発であんなに強かった鶏を倒した。
「すごい…!けど本当に大丈夫なの!?」
「これくらいは大丈夫ですよ。」
「次は無理しないでね?」
「帰るかー」
「うぇーい」
ーーーーーー
「UNOやろうぜ!」
「またかよ…ハマってんな~!」
「私飽きたー」
「正直やりたくない…」
「正直だな。」
「この後また戦わなくちゃいけないの!?」
「まじかー」
「ぼくちゃん疲れちゃったよ~」
「ていうかさ、これ誰が喋ってるか分からないよね。」
「皆でキャラ変えるか?」
「いや、いい」
「次の戦いも頑張ろうね!マスター♡」
「やだきもーい」
「誰が喋ってるか分かるけど…何の話?」
「見える人と見えない人がいるんだな。」
ボキッ!
「えっ!?誰!?大丈夫?」
「割りばし二つに割ってみた」
「意味もなく割るなよ…」
「資源大切にしなきゃ!」
「リリアンが作ってくれる」
「いや…そういう…」
(ジンギスカンなんたらは何処に行ったんだろう…)
「ま、いっか!」
「何?」
「いや、ひとり言だよ。」
「そっかー」
(年のせいかな?)
(なんか言われた気がする…)
(何も言ってないよん)
「じゃー行くかー」
「かったりー」
「はーい」
少女達の戦いはまだまだ続く。