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第9話 尾張の町
声がする方へ向かうすると、そこには
織田家の家紋が書かれた背中が見えた
「鐵也、あれって…」
「義光、あれは…」
と二人顔を合わせて驚いた。
「織田信長様じゃない?」
すると護衛の兵士が
「無礼者、お前たちも頭を下げんか」
と言った。
「よい、猿。お主ら頭を上げよ」
「は、、はぁい」
「お主ら名は?」
「信濃から参りました。西野村鐵也です。
美濃から参りました。八尾路 義光です。」
「ほう、信濃と美濃か。尾張まで何のようで参った?」
「鬼狩りの本部へ行くようある人から言われここに来ました。」と言い推薦文を渡した。
信長はそれを見て「猫次朗からか珍しいものだ」と言った。
「良いならば夜に尾張城へ来い」
「承知いたしました。」
…尾張城下町団子屋…
「うめぇ、団子」
「義光、それ以上食うと太るぞ」
「そう、慌てなくてもいいんですよ?」
と女性が言った。
続く