LOVE 〜秘密の恋〜
これだけ見てもパッとこないかもしれません。
出来たらLOVE 〜届け この想い〜
から読んでみてください。
僕は本が好きだ。
水城伸一郎。15歳。図書委員長。本が読むことが好き。
でももっと好きなモノがある。
「ちょっと―――っ!めがねっ!マオに喋りかけないでよっ!」ガミガミ
この子だ。
とてもうるさい。
でも知っている。
この子の秘密―――――――
あの時――――気づかなければ良かった。
いつものように僕は図書室に来た。
無論、本を読むためだ。
その時、図書室で泣き声が聞こえた。
芦木だった・・・
泣いていた
町田の写真を見て・・・
その時、分かった。
この子は町田春奈が好きなのだと
胸が痛んだ。
僕は芦木を好きだったらしい。
可哀想な恋をしている芦木。
叶わない恋だと分かっているのに・・・多分
それから2ヵ月後
「水城くん・・・・好きですッ!つっ付き合って!!」
僕は図書室で告白された。
町田春奈に。
「エッ・・・?」
町田が僕を好きなのは何となくは気づいていたがまさか今とは思わなかった。
久しぶりに惑わされた。
どうしよう・・・
芦木も来ている。
目は・・・・悲しそうだ。
「それで。水城の返事は?」
チナが聞いてくる。
えっ!もう?どうしよう・・・
町田が不安そうだ
芦木はこっちを見ようとしない・・・
――――――――・・・・
「・・・ロスタイムで・・・・・。」
精一杯の言葉だった。
みんな笑っていたが芦木は笑っていないような気がした。
でもホッとしているようだった。
何だか僕もホッとした。
僕は気づいた。
芦木は叶わない恋をしていた。
でも・・・でも僕も叶わない恋をしているんだなって・・・・。
[完]
どうでしたか?
ご感想お待ちしています。
(LOVE 〜みんなの恋〜ももうすぐ出ます。楽しみにしていて下さい。)