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作者: 中ノ 晁

中学のとき好きだった子の夢を久々に見た。

目覚めてもなお、あの頃の青い感覚が少し胸の中で残り香を発している。我が事ながら一体どうしたのかと思う。


夢の中で彼女は物憂げで美しかった。それをほころばせるのが私の誇りであり喜びであった。

しかし、その顔はもはや思い出せない。

波打ち際に貝殻を残し潮が引いていくような、寂しさばかりが遠退く記憶に代わる。

あの頃の私はどんなだったろう。その頃の彼女はどうだったのだろう。


僅かばかりの記憶が零れ落ちる厳冬の朝。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 詩的で素敵な文章ですね。 [一言] 私もこんな文章を書いてみたいな……と思わせてくれる作品でした。
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