第四章のまとめ
第四章の簡単なあらすじと、登場人物の紹介。
及び、サブキャラたちの掘り下げがメインです。
興味がなければ、とばして頂いてもかまいません。
また、11/1時点で、第四章16話に加筆修正がございます
本筋は変わっていませんが、今話の流れを少しは理解しやすくなったかと思います
気になった方は、さかのぼってお読みいただけると幸いです
~第四章のあらすじ~
『ある少女の日記から』(注、カガミによる漢字修正済み)
女の人と男の人の間には、深くて暗い溝が空いているのだそうです。カガミさんが言っていました。
今日、このあいだみんなが行ってきた依頼について詳しく聞けたのですけれど、なんとも難しい依頼だったみたいです。
私はてっきり、王都の近くにある遺跡での魔物討伐の依頼だと思っていたのですが、実はそれだけじゃなかったみたい。むしろそっちは、ついでだったんだって。
女の人を騙して、お金を奪ったり危険な時の盾にするようなとんでもない男の人がいて、その人を監視するってのが本当の依頼だったのだそうです。
依頼事態は上手くいったみたいで、ちゃんとその人の悪事を暴いて、騙されてた女の人も本当の事に気が付いたって話だったので良かったんだけど……。その後がいろいろ大変だったみたい。
そんな悪い人は、しっかり懲らしめちゃうのがいつものみんなだと思ってたんだけど、カガミさんが言うことには、これは簡単に片付けちゃいけない問題なんだとか。
男女の関係とか、女の人の心の問題とか……イロイロ難しいお話をしてくれたんだけど、正直、私にはさっぱりでした。だって、悪い人をやっつけるのも、私達のお仕事でしょう? 女の人を騙すような悪い男の人は、依頼してくれた人に代わってやっつけても良いと思うんだけど……。
少しだけ気付いたんだけど、みんなは、普通の冒険者とはちょっと違うのかもしれない。王都に来る前に立ち寄った街での事もそうなんだけど、みんなって、普通の人達ならバッサリ悪人退治をしちゃうような場面で、別の解決をしようとする時がある。
この街で見かける冒険者の人や、この間紹介してもらったゴースさん達……それどころか、私が今まで出会った普通の人達とも違う、別のナニカを見ている気がするんだよね。
それが何なのか、今の私にはまだわからない。でも、きっとみんなと一緒に暮らしていれば、みんなが見ているモノを、私にもわかるようになるんじゃないかなって思う。
その為にも、今は勉強や訓練を頑張らないと!
いつか私にも、みんなと同じ景色が見えるようになればいいな。
~登場人物~
○ギョク 身長:142cm 体重:37Kg
スリーサイズ:Bリンゴ一個分 Wイカ Hモモ二個分
髪:銀髪。ツインテール。
服装:ゴスロリ限定(甘ロリも可)
寝間着:ベビードール。黒、ピンク、白を使い分け。
戦闘スタイル:拳銃型魔道具二丁による中距離の魔術戦。及び遠距離狙撃。
○ツルギ 身長:185cm 体重:64Kg
スリーサイズ:峰不○子的なナニか。
髪:黒髪。ポニーテール。
服装:軽鎧。鎧下は比較的自由
寝間着:下着のみ。
戦闘スタイル:金属具足を用いた超近接格闘戦。時に刃付き鋼手甲を使用。
○カガミ 身長:158cm 体重:47kg
スリーサイズ:B87 W58 H85
髪:金髪。巻き毛セミロング。
服装:神官服限定。下に肌着と鎖帷子(普段は下着のみ)
寝間着:装飾を外した神官服。
戦闘スタイル:鎖付き棘鉄球での中距離戦闘。回復兼任。
○スズ 身長:141cm 体重:39kg
スリーサイズ:……ってなんですか?
髪:栗色 ショート。
服装:縛りなし。
寝間着:コットンのチェニックとズボン。同デザインが色違いで三セット。
戦闘スタイル:模索中。
~その他 登場人物~
○女性ギルド職員 長身・ブルネットのボブカット。
冒険者ギルド、現イズクモ支部職員。
常に冷静沈着。喜怒哀楽を超越した対応をすることで知られる、敏腕ギルド職員。かなり綺麗系の美人なため、就任当初は男性冒険者達が色めき立ったのだが、そのあまりに冷徹な対応が知られてしまった今では、彼女を夕食に誘うような剛の者は誰一人として居なくなった。
三人の未来について、なにやら思惑がある事が判明。とはいえ、今のところ三人には、彼女の本当の狙いはバレていない。
ちなみに、冒険者ギルドから程近い集合住宅に一人で住んでいる。
~再登場する予定の人々~
○テスラ・スメラギ・アマテラ
無事、オオシロ学園に入学できた。現在はスズと共に、特別クラスで勉学に勤しんでいる。
といっても、学園で行うカリキュラムの一般教養はそのほとんどが自宅学習で習得済みのため、ここに通う意味があるのかどうか教師達は首をかしげている。
スズとのケンカ交じりのやり取りで、既にお騒がせ名物娘扱い。
○アメノ
謳って踊れる愉快な執事は、今日もお嬢様の送り迎えに勤しんでいる。
○オオシロ学園 教師一覧
・エイビス (※※未登場※※) オオシロ学園の学園長。男性。丸っこい体型。
・ホーティ(※※未登場※※) 歴史担当教師。男性。
・ベナティン(※※未登場※※) 音楽・芸術担当教師。女性。
・ディコック(※※未登場※※) 物理戦闘担当教師。男性。ガチムチ。
・ジュロウ 魔物学担当教師。男性。
堅物で真面目な中年教師。
とはいえ、授業もわかりやすくユーモラスな一面も無いではないので、生徒達からの人気は高い。
・クロウ 魔術担当教師。男性。
影が薄い。目線を上に向けた辺りも薄いけれど、そこは触れてはいけない。優しさは大事。
・シャロン 数学担当教師。女性。
数学マニア。特別クラスの担任も勤める。
話に熱が入ると暴走する。特に数学の話題を振ってしまうと、延々話し続けるので注意が必要。
王都学術マニア四天王の一角でもあり『算学のシャロン』とも呼ばれている。
・キシェ (※※未登場※※) 国語担当教師。女性。シャロンの妹。
~二度と登場しない人と、再登場するかもしれない人々~
○アカザ・ギィ
故人。クズ・オブ・クズ。
赤詐欺は、結婚詐欺師の隠語。
○ムーテン
故人。稀代の石魔術師にして武術家。
弟子入りを希望する者達に、先ずは足腰の鍛錬からと重い石造りの甲羅を背負わせての持久走を課す事で有名な『甲羅流』の開祖。お茶目で微妙にシモネタ好きなムーテンは、実力だけでなく人柄でも好かれており、弟子達には尊敬の意をこめて『老師』と呼ばれていた。
魔道具を使用しない独自の魔術体系を極めており、甲羅流を極めた戦士は、己の魔力を強力なエネルギー派として掌から放出できると言われている。それを見た某ヤサイ王国の王子が「オレのガーリック砲にそっくりだ」と呟いたとかなんとか。
その身一つで空を飛ぶ事まで可能とされていたとまで噂される師の武術系統を伝えるものは、残念ながら既に一人として残っていない。常人には体得不可能な流派故の悲劇と言えよう。
○ゴース・カウヘッド
ツルギ以上の身長を誇る、筋肉隆々の大男。基本的な戦闘スタイルは、その膂力を生かした大剣での一撃必殺。ゴースの使う幅広の大剣は、敵の攻撃を避ける盾としても使用される。
今回の依頼では、狭い屋内での戦闘ということを留意し、サブ・ウェポンの片手剣を持ってきていた。もしも本来の大剣であれば、リザード程度に後塵を拝す事は無かったはず。
実は既婚で、王都の一軒家で妻と娘との三人暮らし。最近娘に「お父さんの洗濯物、私のと一緒にしないで」と言われてしまい、酒場で男泣きをしている姿が発見されている。
初対面の時、ツルギに、どことなく牛っぽいと思われた。
○メイズ・ホースフ=エイス
女性として平均的なカガミよりも低身長な小男。軽量級の体格を利用し、相手の死角に回る機動戦を得意としている。破壊力に勝るゴースが矢面に立ち、その隙を狙い撃つのがメイズの役割。
過去に、結婚まで考えた女性を自分のミスで失っている。当時のメイズは荒れに荒れ、酒びたりの暮らしを送っていた。それでも、いつかは立ち直ると信じて待ち続けてくれたゴースには、言葉にしない深い感謝を抱いている。
復帰後は、以前の向こう見ずな行動はなりを潜め、今では石橋を叩くかのごとき慎重さで知られるようにすらなった。
別に馬ヅラをしているわけではない。
○モネー・カモネギ
王都近郊の農村で生まれ、十代の頃に冒険者を志す。最初は女性だけのグループに混ざり、冒険者として活動してきたのだが、メンバーの相次ぐ結婚でチームは解散。その後しばらくは、ソロで活動を続けていた。
メイン武器は弓だが、短剣を使わせてもそこそこの腕前。正直、一対一でアカザと戦ったらば、かなりの確立でモネーに軍配が上がる。とはいえ、アカザと組んでからは常に後衛に回るように立ち回っていたので、彼女の純粋な戦闘力を悟られることは無かった。つまりこの娘、男の前ではぶってやがりました。
今回の依頼が終わった後は、なんとなく牛頭馬頭コンビと一緒に依頼を受ける機会が増えた。別にチームを組んだわけでもないのだが、何かの依頼を受ける時には、どちらからということも無く誘い合うような仲になっている。
盾役もこなせる完全前衛のゴース、状況に応じた立ち回りのできるメイズ、いざとなれば近接も対応可能な後衛のモネーということで、戦力のバランスが取れているのも一緒に行動している一因だと思われる。
家庭もちのゴースの家にお呼ばれしたり、メイズと二人で飲みに出かけたりしている姿も目撃されている為、プライベートでも仲良くしている様子。
何かの折りにアカザの話が話題に上がると、今でも少しだけ悲しそうな表情を浮かべるが、それでも楽しく日々をすごしているように見受けられる。いずれきっと、過ぎ去った過去として笑い話に出来る日も来るだろう。
三人の規格外トリオとは、その後も顔を合わせれば立ち話をするくらいには良好な関係を保っている。スズとも何度か顔を合わせており、機会があれば弓の扱い方を教えてあげると約束していた。
今は、あの三人の美しさの秘訣を、なんとか盗み出せないものかと画策中。
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以下はメタな話題の為、閲覧はご注意
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完全に余談だが、モネーはプロット段階で三回死んでいる。
第一案ではリザードとの戦闘でアカザに盾にされ圧死。第二案では小部屋のトラップに引っかかり毒で死ぬ。三案目では、正体のばれたアカザに復讐しようとして、逆に返り討ちにあってしまうはずだった。
書き直すたびに寿命が延びていき、ついには生存ルートになってしまった強運の持ち主。ほんと、何で生きてんだろ? 完全に今回限りのつもりで名前付けたのに……。
不死鳥のごとく蘇る女、モネー。もしかすると、何時の日か再登場まで果たしてしまうかもしれない。今のところ、そんな予定は全く無いのだが。
お読み頂き、ありがとうございます。
第五章は、11/5(土)より開始予定。
今後ともよろしくお願いいたします。
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※※完結済み※※
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