第三章のまとめ
第三章の簡単なあらすじと、登場人物の紹介。
及び、悲しいかな二度と出てこないであろう人物の掘り下げがメインです。
興味がなければ、とばして頂いてもかまいません。
~第三章のあらすじ~
『ある少女の日記から』(注、カガミによる漢字修正済み)
今日もスズです。明日も明後日もスズです。
明日から私は、この王都にあるオオシロ学園の生徒になります。
実は昨晩知ったんだけど、この王都に移ってきたのは、私を学園に通わせてくれる為だったんだそうです。それならそうと言ってくれてれば、私もあんなに迷ったりしなかったのに。
私の為にお引越しまでするって言うのが、なんだか照れくさかったんだって。
私の大好きな三人のお姉さんたちは、いつもは色々と強引なくせに、そのくせ肝心なところでは恥ずかしがり屋さんだったりするんです。もう、本当に、困ったさん達だなぁ♪(←こういうのを入れると、気持ちが文字に込めやすいって、カガミさんが教えてくれました。歌ってる記号なんだって)
王都で出あった人達は、これまで居たヤーアトとは違うことだらけで、毎日がびっくり続きでした。
学園のシャロン先生のお話は面白かったし、名前は忘れちゃったけど、あの貴族の女の子も凄かった。私よりちょっとお姉さんくらいなのに、一人前の魔術を使えたんだもん。
でも、みんなをバカにしたのは許せない。今度あったら、絶対コラって言ってあげるんだから! でも、流石にもう会うことは無いよね。だって相手は、すっごい貴族のお嬢様なんだし。
他にも、私とおんなじくらいの年なのに、立派に仕事をしている子達なんかも居ました。
もし学園に通うって決めてなければ、私もあんな風に仕事をしながら大人になるまで暮らしてたのかもしれません。そう考えると、ちょっとだけ不思議。私は私で一人しか居ないのに、その時その時に決めたことで、色んな私が居たかもしれないんだもん。こういうの、可能性って言うみたい。
色んな私が居た中で、今の私はみんなと一緒に生活をするスズを選びました。それはきっと、いつか自慢できることになるんだと思う。
そうなりたいって思うから、私はこれからも、毎日頑張って生きていきます。
とりあえずは、準冒険者に認めてもらうことと、特別クラスに入ること!
~登場人物~
○ギョク 身長:142cm 体重:37Kg
スリーサイズ:Bリンゴ一個分 Wイカ Hモモ二個分
髪:銀髪。ツインテール。
服装:ゴスロリ限定(甘ロリも可)
寝間着:ベビードール。黒、ピンク、白を使い分け。
New→戦闘スタイル:拳銃型魔道具二丁による中距離の魔術戦。及び遠距離狙撃。
○ツルギ 身長:185cm 体重:64Kg
スリーサイズ:峰不○子的なナニか。
髪:黒髪。ポニーテール。
服装:軽鎧。鎧下は比較的自由
寝間着:下着のみ。
New→戦闘スタイル:金属具足を用いた超近接格闘戦。時に刃付き鋼手甲を使用。
○カガミ 身長:158cm 体重:47kg
スリーサイズ:B87 W58 H85
髪:金髪。巻き毛セミロング。
服装:神官服限定。下に肌着と鎖帷子(普段は下着のみ)
寝間着:装飾を外した神官服。
New→戦闘スタイル:鎖付き棘鉄球での中距離戦闘。回復兼任。
○スズ 身長:141cm 体重:39kg
スリーサイズ:……ってなんですか?
髪:栗色 ショート。
服装:縛りなし。
寝間着:コットンのチェニックとズボン。同デザインが色違いで三セット。
New→戦闘スタイル:模索中。
~その他 登場人物~
○女性ギルド職員 長身・ブルネットのボブカット。
冒険者ギルド、元ヤーアト支部職員にして、現イズクモ支部職員。
だんだんとフィクサーっぷりが明らかになってきた女性冒険者ギルド職員。その冷徹な視線から、『冴え渡る氷の君』とか、『氷の担当(誤記に非ず)』とか言われてそう。
名前は明らかになっていないが、「あのギルドの女性」とか「例のギルドの女」などという単語を一行が口にしている時、だいたいは彼女の事を指している。
○テスラ・スメラギ・アマテラ
スズより背が高く、カガミよりは低い。腰まであるウェーブがかった金髪。
イズクモ国貴族の中でも、特に由緒正しき名家として名高い、アマテラ家の長女。幼少の頃より蝶よ花よと育てられ、今では何処に出しても恥ずかしくない高飛車お嬢様に成長する。
とはいえ基本的には善良で思いやりのある性格で、気を抜いた時に見せる大間抜けっぷりから、屋敷のメイドたちからも面白おかしく親しまれていたりする。
かなり根の深い魔道具マニア。
○アメノ
ツルギほどではない長身。癖のあるショートカット。
アマテラ家所属、テスラ専属執事。アマテラ家における唯一の女性執事。基本的にはレディースメイド、つまりは侍女と変わらぬ仕事をしている。というより、そもそもメイドとして雇われたはずなのだが、雇用の際挨拶に来たアメノを一目見たテスラが、メイド服より執事服を着せたほうが見栄えが良いと言い放ったが為に、執事として雇われるハメになっている。
それでも『お嬢さま命』な、歌って踊れる愉快な執事。
○オオシロ学園 教師一覧
・エイビス (※※未登場※※) オオシロ学園の学園長。男性。丸っこい体型。
・ホーティ(※※未登場※※) 歴史担当教師。男性。
・ベナティン(※※未登場※※) 音楽・芸術担当教師。女性。
・ディコック(※※未登場※※) 物理戦闘担当教師。男性。ガチムチ。
・ジュロウ (※※未登場※※) 魔物学担当教師。男性。
・クロウ 魔術担当教師。男性。
影が薄い。目線を上に向けた辺りも薄いけれど、そこは触れてはいけない。優しさは大事。
・シャロン 数学担当教師。女性。
数学マニア。特別クラスの担任も勤める。
話に熱が入ると暴走する。特に数学の話題を振ってしまうと、延々話し続けるので注意が必要。
王都学術マニア四天王の一角でもあり『算学のシャロン』とも呼ばれている。
・キシェ (※※未登場※※) 国語担当教師。女性。シャロンの妹。
○ルナルド
十三歳。男。
今回の可哀相な立場担当。五年前に妹と共に親から捨てられ、しばらくは妹を育てる為、置き引きやかっぱらいなどの犯罪行為で暮らしていた。その後、王都の小間使い組織『猫の手団』に誘われ更生。今から二年前、自分を救ってくれた前団長の指名で猫の手団団長を継いだ。
そんな前途有望なルナルドの今後だが……。冒険者ギルドに窓口を置いてからというもの、猫の手団の地位も上がり、街の少年達からもカリスマのような扱いを受ける。
だが、しばらく後に発生した、ルナルドたちとは別の小間使い組織『ジェーット団』との競争が発生し、なかなか安穏な日々を送っているとは言いがたかった。
しかも、大切に守ってきた妹がよりにもよってジェーット団の構成員と恋仲になったり、激化していくジェーット団との抗争に心痛が耐えなかったり。しまいには、妹とジェーット団を無理やり辞めてきた妹の恋人とが手と手をとって家出をした末に狂言自殺をしたりと、色々大変な生活を送っている。
ちなみに、そんな猫の手団とジェーット団の抗争の日々と、二つの対立する組織の中で芽生えた妹達の恋物語が、後に、彼らが本拠地としていた貧民街の名前を取って『西横通り物語』という名前で戯曲化される。
特に、作中で使われた楽曲の数々は素晴らしく、ストーリーを知らない者でも、一度は耳にした事があるというほど高い評価を下されている。
だが、初演で王都の劇場を連日大満員にし、その後も幾度となくリメイクを繰り返されるほどヒットしたこの劇の中でも、結局ルナルドに与えられた肩書きは、「ヒロインの兄」という微妙に地味な役どころであった。
永遠にメインには関われない男、ルナルド。……強く生きろ。
お読み頂き、ありがとうございます。
各キャラの名前には元ネタとなった何かがおります。
ですが、その辺の細かな特徴は、きっと本編では使われない事と思われます。
その辺りは、皆様でお好きなように想像して、お楽しみいただけると幸いです。
第四章は、10/15(土)より開始予定です。
お昼か夕方、どちらかには更新いたしますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
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※※短編※※
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※※完結済み※※
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