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プロローグNO.01

今日は忘れもしない12月24日…あなたが私を初めて抱いてくれた日。

それから3年。

私たちは別々の路を歩き始めた。






―2004年4月17日


その日は私たちが通う高校の入学式だった。


私、大原由季(オオハラユキ)は中学校からの友達と登校した。

新品の制服を着て、初々しい気持ちを抱きながら、私は学校へ向かった。



「え〜。うちらクラス違う〜」

「ほんとだ。。。でも休み時間遊びに行くね!」

「うん!」


教室へ向かう間、たくさんの先輩方から部活の勧誘を受けた。

テニス、バレー、バスケ、陸上…。

運動の苦手な私にとって、すごく迷惑なことだ。


教室に着いて自分の席を探して、腰をかけた。

クラスに知り合いがいなくて、つまらなくてため息をつきながら携帯を出した。


「あたし、坂元麻衣!麻衣ッて呼んでッ!」


急の自己紹介にびっくりする。


「あ、私大原由季。由季でいいよ!」


笑顔でそう答えると麻衣ははにかんだ。

笑顔がすごくかわいい娘だと思った。

そんなことを考えている間に担任になるであろう先生が教室に入ってきた。


あれ…?ななめ後ろの人いないなぁ。休みかな?

名前は…

「石岡健斗」?


「わりッすんませんッ!妹保育園に置いてきたら、途中で妊婦が…ッ」


笑いが起きた。

笑いをとった男こそが

「石岡健斗」まぁわりとイケメン…だと思う。

担任に怒られた後、イスに座ったその男は小声で隣の女子に自己紹介をしはじめた。

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