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クロノトリガーの評論  作者: クロノトリガーの続編シナリオ案を別にスクエニに頼まれた訳でもないのに考えていたら原作の考察に1万時間くらい消費しちゃった人


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9/11

絶望の魔王についての小説とその感想(考察 )

参考にしたnote


https://note.com/tkyk_36/n/ne4cae7c3babb?magazine_key=me6689c751d4d




↑の小説への感想(マイnoteからのコピペ)






感想にネタバレあり






私は普段小説を全く読まない人で、この小説には難しい漢字の多さに躓くのですが、ジャキの絶望空気感にマッチした言い回しの漢字がチョイスされてるみたいで、躓きながらも割と違和感なく読み込めました。魔王の年齢についてnoteの考察で知って、てっきり40歳くらいだと思ってたので、まさかの16歳!?かなり衝撃的で、そこにリアリティはあるのか考えてみるに、しかし子供だったからこそ、サイラスをむごたらしく殺せたのだと解釈も可能。。クロノクロスの年齢設定を無しで解釈したとしても、リアリティとしては十分有りのように思いました。




その上更に【呪い】を利用して自身の姿を変えるという衝撃的な展開…


てっきり、マノリア修道院にて魔族らが人に擬態してたような魔法によって姿が変わるだけだと思ってただけに、想定外過ぎた展開です。あまりにぶっ飛び展開でリアリティあるのかないのか一瞬迷子になったりしましたが、しかし、ジャキの思考がいかに憎悪と復讐心に満ちて狂ってたいたかを察するに、呪いでもいいから自傷的なもので少しでも気持ちを紛らわしたかったのかもしれないとした。


そんな描写は勿論、小説にはなかったのですが、ジャキの古代での立場を想像するに力を隠す程に自身が重要な存在であることを自覚していた。そんな力をもし使いこなせていたのなら、ラヴォスゲートを避けられたかもしれないし、ラヴォスをも倒せたかもしれない。倒すのが無理でもサラを連れて避難できたかもしれない。そんな自責の念から自分に罰を与えたい衝動で呪いをかけるのが相応しいと思ってしまうような…


この小説は各エピソードごとに発見があり興味深い。たとえばこの回では、クロノ達が戦争に参加したとき魔法が使える人間としてビネガーが見え 魔王にその情報が届くこと。確かにそうなると思います。でも魔王は魔族側に裏切り者がいて寝返っていると考えてしまう。それはきっと自身が魔族を裏切っているからこそ思ってしまう投影のような心理現象


裏切りについて、もしも罪悪感があって嘘そのものが良くないものだと認識していたら別の展開、魔法が扱える人間が嘘ではなく本物である。『絶滅した筈の天の民』のように解釈する余地があったかもしれない。


ジャキがビネガーから報告を受けたとき、もしジール王国の誰かが自身と同じようにラヴォスによってこの時代に飛ばされていた可能性等に思考がスイッチしたのなら、クロノ達にコンタクトするだろう。時越えできる彼らに希望を見い出し仲間になったり、あるいはゲートホルダーが作れるルッカだけを誘拐したりと、その後に色々なもしもの展開がありえそう。


少し前の話では、図書館の老人が死んでしまう展開になりますが、ジャキは殺すことに躊躇していた、もし精神がもう少し大人だったなら、図書情報に詳しい者がいた方が今後の調査がやり易いと解釈して、生かして魔界に連れ去り働かせる道筋もありえた。あるいなビネガーがもうちょっと思慮深ければソイソーによる殺害を止めていたかもしれない。


原作の三闘士がアホキャラなので、思慮深設定にするとリアリティに欠けるものの、老人が助かる展開はそれはそれで見たかったかも。


ジャキの視点を掘り下げるのが興味深くて、ジャキの考え方や三闘士の挙動ひとつで、物語の展開が大きく変化してしまう。


この小説でクオリティを下げてる項目(矛盾)が幾つかあります。それにより完璧な作品とは言えないかもしれないが、それらの問題は読者視点で脳内補強可能なレベルでもあろう為、あえて重箱の隅には触れず完璧な作品だと表明しときたい。それくらい良かったので…


特にサイラスとグレンとの闘いのシーンは圧巻でした。滝を利用してブリザガをいなしたり、連携ジャンプによって魔王の意表をついて詰め寄る展開について、、私自身もクロノの二次創作やってる身として、そこのネタ、是非ともパクリたくなります。原作沿いに忠実だったからでしょうが、絶望の魔王らしさがダイレクトに伝わってきました。私も二次創作するのですが、魔王の絶望について、そこ一点に掘り下げたことがなかったので、見えてなかった世界観、想像できなかったジャキの視点が見えて、私にとってのジャキと魔王、ビネガーやマヨネーについても解釈が大幅に変わったように思います。





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