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新しい人生

瀬那(雛子)·····Saas系上場企業のトップセールスマン。性格はハッキリしていて仕事中は厳しいが、小さな変化にすぐ気付いてフォローしていることから部下からは姉御と呼ばれ慕われている。誰かの声に導かれて雛子として大正末期の1920年に生まれ変わった。


奏·····瀬那の幼馴染み。瀬那が輪廻転生した際、隣にいた人。


吉田幹夫·····輪廻転生した主人公、雛子の父。帝国軍のある部隊の隊長を務めており、部下からも慕われている。


吉田幸·····輪廻転生した主人公、雛子の母。専業主婦で大きい屋敷を取り仕切っている。

「………ん、、」

目が覚めたとき、目に入ったのは知らない部屋だった。

「んぁ、だっ!(どこだここ!)」


あれ?なんで私話せないの?


「あら、雛子起きたのね、おはよう」


誰かが微笑みながら私を抱き上げた。


雛子?


「俺のかわいい娘のご機嫌はどーかな?」

「あなた!ちょうど今雛子が起きましたよ」

「そうか!何度見てもかわいいなぁ」

「私たちの子ですから」


なんとも微笑ましい光景だがこれはどういうことなんだ、、?


後にわかったこと。

ここは1920年の大正末期で、私は父、吉田幹夫(みきお)と母、(ゆき)の第一子だということ。


父は帝国軍のある部隊の隊長を務めていて母は広い庭で家庭菜園を営みながら私を育てている。

端から見たら裕福な暮らしが出来ているようだ。


赤ん坊のわたしは昼は母とふれあい、ミルクをのみ、寝る。夜は父とふれあい、ミルクをのみ、寝るの繰り返しだった。


しかし意識は27。考えることは沢山あった。

奏はどうしただろう。家族はどうしてるだろう。会社はどうしてるだろう。わたしはどうなったのだろう。


そして、あの声は誰だったのだろう。


今まで私を見に来た親戚や父の同僚の声を聞いたが、

全員声が違かった。


『ひな、おかえり』


現代の時からずっと頭から離れないあの声。

なぜ私だったのか、なぜ転生させられたのか、疑問はつきない。


今は出来ないことが多すぎる。

ありがたいことに裕福な家だから、しっかり学ぼうと思えば学べる環境だ。

いつか必要になる時のために少しでも学ばないと。と考えながら眠りについた。


この物語は一部歴史の実話を含むフィクションです。


歴史上の出来事以外の登場人物や場所は一切関係はございません。

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