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やっぱり友達

今日は稽古がある日。

そして明日お父様は引っ越してしまう。


今日もキヨが迎えに来た。

「ひなー?元気ないね??あ、明日か、ひなのお父様引っ越すの」

「そうなんだよね、、、」

「そんな元気ないひなになら今日は勝てるかなぁ!」

「勝てるんじゃないかな、、、正直家に1秒でも早く帰ってお父様のお出迎えしたいし」


そんなことを言うとキヨに竹刀で頭を叩かれた


「いった!何すんのよ!」

「あのね!そんなひなに勝ってもうれしいわけないでしょ?!まったくもう、、」

「キヨ、、、」

「ほら!行くよ!」


「「おねがいします!」」


そのまま稽古をやり過ごしたが、

キヨのお陰で稽古には集中してできた。


帰り道。

キヨと今日の稽古内容を話しながら帰宅しているとわたしの自宅に到着した。

「ひな、ひなはひとりじゃないよ。家族もお父様だけじゃないよ。お父様が引っ越しちゃうのが寂しいのはわかるけど、その寂しさ、わたしで発散してよ!いっぱい遊んでいっぱい稽古していっぱい話そ!」

「キヨ、、、」

「大丈夫。ひなのお父様は死なない。」

どこからの自信で言いきれるのか、キヨの目はまっすぐわたしの目を見て言った。


「そうだね。きっと大丈夫だね。ありがとう、キヨ」


わたしは心の底からお礼を言った


「、、じゃあ私帰るね!今日もお疲れ様!」

「うん、気をつけて帰ってね!お疲れ!」


どことなく奏に似てるキヨ。

顔こそ似てないが、性格はまるっきり奏なんだよなぁ

だからこそ、わたしは素でいられるし今日みたいに頼ってしまう。

きっとこれからはもっと頼っちゃうだろうな。


そんなことを考えながら自宅の門をくぐり、帰宅した。

「ただいま帰りました」


この物語は一部歴史の実話を含むフィクションです。


歴史上の出来事以外の登場人物や場所は一切関係はございません。

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