登場人物 一章まで
本編では触れられていない事も少しあります。気になる方は読み飛ばしてください。
キヨキ タダシ
主人公。17歳。異世界から召喚された勇者。勇者として優等生的な発言をするが、実は空気をよんで周りに合わせているだけで内面はわりとめんどくさがり。なぜか考えていることが頭の上に文字や画像でる。本人には見えないそれは、周りの者たちからはあれと称されている。根は真面目で勇者としての資質は高いが、みょうに自己評価の低いところがある。
レイン レイン
名前と苗字が同じでややこしい守護騎士。勇者パーティの一人。タダシを召喚した国の女騎士。見た目は真面目な感じの美少女だが、ところどころずれているところがある。ポーラ王国の騎士では最強クラスの強さを誇るが現時点では魔王軍の中では中堅クラスのオークキングと互角の強さである。タダシの事は勇者として慕っており、その気持ちは恋愛感情というよりは尊敬しているといったところ。祖先が変態だという誤解と引き換えにタダシのあれを見ていてもタダシに不審に思われない能力を得た。
エスケレス ラント
口調に癖がある厄年の賢者。魔法は強力でほとんどの魔法を使えるのだが、接近戦もそこそこできる。性格は一般人にすら悪いと思われている。実際良くないが、それは「一筋縄ではいかない召喚勇者たちに対抗するにはお行儀のよい賢者ではダメだと思っているから」と本人は説明するが、ソフィーからは「あの子は昔から性格が悪かった。まあ、いい奴ではあるんだけどねえ」と矛盾したことを言われている。
ミーシャ ポーラ
ポーラ王国の王女。可愛い系の美少女。本人は大まじめに勇者のために頑張ろうとしているだけだが、その容姿のせいかなぜかあざとく思われている可哀そうな子。普通に素のミーシャを受け入れてくれたタダシに普通に惚れる。レインと違って完全にタダシに対して恋愛感情がある。召喚魔法の使い手で、魔法使いとしても世界有数の実力を誇る。内政は得意だが戦闘能力がほとんどない父王の代わりに前線に出ることもあるので国民から慕われている。男運はない。
ソフィー
試練のほこらの番人。先代勇者のパーティの一人で賢者をしていた。不老長寿のエルフだが、不老の能力を犠牲にして試練のほこらを維持している。ただ、本人は老いる事のないエルフをつまらない生き物だと思っていたので今の姿を割と気に入っている。エスケレスの師匠。笑顔がステキ。
エイサイ
まだ二人しか出ていないが、本当は八人いる八大将の一人。八大将はそれぞれ受け持ちの地域を侵略しているが、エイサイは名目上はポーラ王国方面の担当だが、実質的に魔王軍の情報収集を担当している。ゴウユウにはよくからかわれているが、仲は良い。作戦で勝とうとする参謀タイプだがエスケレスの事をあれだけ嫌っているところ見ると、意外と人がイイのかもしれない。
ゴウユウ
八大将の一人でポーラ王国北部担当。ポーラ王国は人間側の国でも強力な国なので全体をエイサイが担当し、さらに北と南で担当が分かれている。個人的な武勇に誇りを持っており、実際八大将の中でも全ての能力が高く、穴がない。それだけに正々堂々と戦う事を好んでいるが、策謀大好きなエイサイとなぜか仲がいい。
ロース・トンテキ
オークキングにしてオーク軍団の長。個の戦闘力はかなり高いが戦術面ではバカ。
人間以外の種族は基本的に名前だけで苗字を持たないが、なぜか苗字がある。その方がおいしそうだからだろうか?
人間の村発見⇒よっしゃ、襲ったろ!⇒待てよ、夜の方が俺たち有利じゃね?⇒よっしゃ、夜まで待つぞ!⇒
俺、天才!!!
・・・こんな感じで村の周りをウロウロしていたところをタダシたちに倒されました。
ヒレ・カツドン
うまい。
アカミソ・トンジル
うまい。
オークに襲われそうになっていた村の長老
プッチ村長よりも先に登場したのに名前が紹介されない、長老と呼ばれるだけ。多分一章に出てきた中で一番大人で、思慮深い人物。名前は出ないけど。
プッチ村長
獣人の村長。別に素数は数えない。
プッチ村長をはじめとして獣人たちは勇者を崇拝しているが、それは今までの召喚勇者たちが獣人の村に興味がなく訪れなかったから。もし、獣人たちが最初にタダシが想像したタイプの猫耳美少女だったら、獣人たちの勇者たちへの印象は間違いなく変わっていた。悪い方に。
狐の店主 ゴン
いかにも胡散臭い感じの狐の商人だが、実際はかなり真面目な商人で商売人としての誇りを持っている。見た目で損をするタイプ。レインとエスケレスに提供した装備は代々受け継いだ大事な物だったが惜しいと思っていない。また次の勇者が現れるまであののぼりを引き継いでいく予定。
次回は 023 取説 です