表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ばけもの子供の物語

ばけもの子供の物語 人工

作者: リィズ・ブランディシュカ



 あるところに、人工的にばけものを作り出そうとしている国がいました。


 ばけものには強大な力が秘められています。


 そして、人間よりも大きな力をふるう事ができます。


 だからその点に目をつけたためでした。


 ある時、国の中のとても偉い人が、強いばけものに、強大な力をふるってもらおうと考えました。


 その国は欲しいものがたくさんありましたから、他の所から奪ってこようと考えていたためです。


 けれど、魔法大国や永遠大国、実力の国や水の国、炎の国など。


 よその国はどこも強そう。


 それなら、どうすればいいのだろう、と考えた皆は、ばけものの力を利用する事を思いついたのです。


 ばけものに暴れてもらっている間に、盗んでしまおう、と考えました。


 それから、たくさんの実験をおこなって、ばけものを作り出そうとしました。


 普通の人達を実験につかうのは、心がいたむので、親のいない子供達に目を向けます。


 その国にそういった子供達は、たくさんいました。


 だから、困らなかったという点もあります。


 実験は何度も繰り返されて、失敗はいくつもありました。


 しかしとうとう、何万回目の実験で成功になりました。


 たくさんの人達が大喜び。


 けれど、ばけものは言う事を聞いてくれません。


 とてもすごい力を縦横無尽にふるって、あちこちを滅茶苦茶にしてしまいます。


 すると、国の全部が滅茶苦茶。


 便利なもの、便利じゃないもの、生きてるもの、生きていないもの、高価なもの、高価じゃないもの。


 それら全部が滅茶苦茶。


 たくさんのものが一夜にして、失われてしまいました。




 やがて魔法の国や永遠大国などの様々な国が、魔法や機械の力を使って協力し、その化け物を討伐します。


 他の国は、その国であったことを忘れないように、長くずっと語り継いでいきました。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ