表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あなたはだーれ?

暇つぶしに書いたものです。

設定甘いです。



ねえ、ここはどこ?




見たことのないところ。




あなたはだーれ?




いつも笑顔で話しかけてくれる。




でも最後はなぜか悲しい顔。




愛してるよって言うけど、私はあなたを知らない。




でも、心のどこかで愛おしく感じる。




他の人はよくわからない写真を見せてくる。




だけどあなたは、一緒に思い出を作ろうねと言う。




私は事故で記憶を無くしたらしい。




そう言われてもよくわからない。




だって何も覚えていないのだから。




記憶を失ってどれくらい経ったのだろう。




いろんな人が見舞いにくる。




でもみーんな知らない人。




知らない人が親しげに話しかけてくる。




それはただただ怖いだけ。




でも、なぜかあなただけは大丈夫。




あなたと私の関係はなんだろう。




記憶を失う前の私はどうだったんだろう。




あなたと話すたびに気になっていく。




ねえ、私は誰?




記憶がないのは怖いんだよ。




でも、誰も理解してくれない。




両親は認識できても信用できない。




あなたは認識できないけど信用できる。




この違いってなんだろうね。




一緒に過ごした時間かな。




それとも私の心を埋めてくれた差かな。




いろんな人が話しかけてくる。




だけど私の心に届く声はあなただけ。




あなたが買ってきたお菓子を食べて美味しいと言った。




ただそれだけなのにあなたは泣きそうな顔になった。




ねえ、泣かないで。




私も悲しくなるから。




私はあなたの笑った顔が好き。




それを言ったらあなたは泣きそうなだけど嬉しそうな顔をした。




1日だけの外泊許可が出たらしい。




外に出る必要は感じいない。




だけど、あなたとずっと一緒にいれるのは嬉しい。




外に出ると知らない景色が広がっていた。




色々な景色を見れて楽しかった。




それにあなたのいろんな表情が見れた。




それが何より嬉しかった。




だってあなたは感情を殺すのが上手なんだもの。




夜にライトアップされた教会を見に行った。




綺麗だったが他に何か感情が激しく揺さぶられる。




中に入るとろうそくが綺麗に並んでいた。




祭壇の前に連れていかれた。




そこでプロポーズされた。




記憶がなくてもいいから結婚してくれって。




嬉しかった。




私もいつのまにか好きになっていたみたい。




だから、はいと答えた。




少し恥ずかしかったけどキスをした。




気恥ずかしい思いを抱きながら二人で今日泊まるホテルまで歩き始めた。




駅に着いたときはもう遅い時間だった。




でも、ただただ幸せだった。




階段を降りようとしたとき背中を誰かに押された。




気がつくと階段の下にいた。




私はあなたが守ってくれたみたいだったから大丈夫だった。




あなたを見ると頭から血を流して倒れていた。




いやあああああああああああ!




その時私は記憶を思い出した。




「ねぇ!全部思い出したよ!結婚してくれるんでしょ!だったら生きてよ!ねえ!起きてよ!」



これは現代シリアス?ものですが、他に書いた作品は異世界転生者が多いです(短編)。良ければそちらもどうぞ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ