―出会い―
なんて事でしょう・・・・・
「お・は・よ・う・早・苗」
私が・・・・・・私がもう1人!?
「誰・・・・・・・ですかぁ・・・・・・?」←びびり
コエ―――――!!!!
「わ・た・し・早・苗」
なんですと――――!!??
「ギャ―――――――!!!!!!」
思いっきり叫んでしまった。
「早苗!? どうしたんだ?!」
この人はお父さん。野々宮隆夫。野々宮開発研究所の創設者。←社員1人(隆夫のみ)
「早苗。怪我はない?」
この人はお母さん。野々宮菜苗。専業主婦。
「「おはよう!!!!早苗♪」」
もう1人の早苗に軽―く挨拶を交わすお父さんとお母さん。
「この人・・・・誰・・・・・・?」
恐る恐る私はお父さんに聞いた。
「この人?あぁ・・・お父さんが作ったんだぞ!すごいだろ!」
自信満々なお父さん。
「作った・・・!?いつの間に!?どうして私に隠してたの!!?もしかして・・・あの事?」
もしかして――――――――――――
「なっ何言ってるんだよ!!びっくりさせようと思っただけだぞ!名前は早苗−02だ!」
わっ・・わざとらしい・・・
「早・苗・だ・い・好・き」
早苗−02は私に喋りかけた。
やめてよ・・・。思い出しちゃう。あの事。
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「香苗ねぇ・・・早苗の事だーい好きだよ!!!早苗は?」
微笑みながらあの子は言ってくれた。
「早苗は――――――
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でもあの事に浸ってる余裕も無く・・・・・・っていうか
「今日、テストだぁ――――――っ!!!!!」
私は慌てた様子で言う。勉強すんの忘れてた・・・。
慌てふためいた私を見たお父さんは、
「お父さんいい事考えたよん☆」
不敵な笑みでこっちを向きながら言う。
なんか企んでる・・・・・。
「題して【早苗に見せかけて早苗−02を学校に行かせよう作戦】!!どうだ?スゴいだろ?」
自信満々のお父さん。
お父さんが言う作戦の内容は
・私の代わりに早苗−02を学校に行かせてテストを受けてもらう。
つまりそのまんまである。
「ってダメ――――――――!!!」
ついつい大声を張り上げてしまった私。
友達とか居るし・・・・
「早苗・・・・・お母さん言いづらいんだけど・・・・・・」
何か申し訳なさそうなお母さん。
「何・・・・・・?」
妙に緊張してきた私。
「早苗−02もう学校行っちゃったよ♪」
何ですって―――――!?
あっ制服がない!鞄も・・・・!靴もない・・・・。
「別にいーじゃん。早苗−02頭いいんだしぃ〜。」
どーでもよさそうなお父さん。
「まぁ・・・いっか。寝よ・・・・。」
こういって私は2度寝した・・・。
どうでしたか?
ご感想心よりお待ちしています。