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第二十二話 招聘

今日中に1章の終りを目指す……!


 「……満足したか?」

 「うん。だいぶ」


 あれだけ食べたと言うのにケルトの腹は全くふくれていなかった。

 食べるだけ食べて腹に入ったものは全て『破壊』しているのだろう。

 贅沢な食いかただ。


 「思えば街を出歩くって行為もなにかを食べるって行為も私にとっては初めての事なんだ」

 「ソウカ。封印されてたんだよな」

 「うん」


 アルマ自身はなにも食べられないので連れて歩かれて辟易していたが、そう思うと付き合ってあげて良かったと思う。


 「ところでもう夜なんだが」


 既に空は真っ暗で星が瞬いている。


 「なんとかなるさ!」

 「ソウウマクイカネェヨ……マズハ身ヲ隠セル場所ヲ探サネェト……」


 このままでは夜中に出歩く怪しい少女二人組として保護か連行かされかねない。


 「失礼します」

 

 噂をすればなんとやら。

 ケルトたちは声をかけられた。


 「ドウスルヨ」

 「逃げるかまた乗っとるか……」


 どうにかして切り抜ける算段をたてていると声をかけてきた女性が恭しく礼をした。


 「あなた様がたは東の村で『魔女』アリアナ様と戦われたアンデッドであるとお見受けしますが間違いありませんか?」

 「……そうだけど」

 「我らが王がお呼びです。どうかご同行願えませんか?」


 こちらからアプローチせずとも向こうから来てくれた。

 

 「ほらね? なんとかなったでしょ?」

 「偶々ダロ」


 ケルトたちは快諾して夜闇のなかを着いて行く。

 成人女性一人に少女二人と言う親子のような三人組は夜の街を歩く酔っ払いたちや怪しい客引きの目をかいくぐりながら王城へ向かった。


次話「再開」

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