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閑話 とある小さな大きい魂のお話
昔のお話です
昔々、ある所に一つの強大な魂がありました。
あまりにも強いその魂は人々から畏れられ、崇められ、封印されていました。
人々はその力を欲しました。
しかし、人間の身にはその魂はあまりにも大きすぎてとても入りきりません。
そこで王は発展した科学と霊力をもってしてその魂から特に強い三つの感情を抜き取る事にしました。
「怒り」、「悲しみ」、「喜び」この三つの魂の欠片が抜き取られ、それぞれの欠片を持った者を使徒とすることで兵力の飛躍的な増大に成功したのです。
しかし、三つの感情を抜き取られた魂は強欲な人間を見かねて消えてしまいました。
それがどこへ消えてしまったのか、誰も知りません。
「無」となった魂など誰も興味なかったのです。
そんな思い出




