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プロローグ とある骸骨の夢

唐突に付け加えられるプロローグ。


 一人の青年が炎に巻かれて死んだ。

 それは不幸な事故だった。

 しかして彼の魂は輪廻転生の輪に乗り、彼のいた世界とは異なる世界に召喚された。


 その世界は青年のいた世界より数世紀文明が遅れていて蒸気機関すらなかった。

 そこで小さな商家の家に女児として産まれた青年は親の手伝いをしようと前世の記憶をもってして破竹の活躍をした。


 画期的な発明をする少女の噂は王侯貴族の耳にも入り、少女は王族御用達の発明家になった。

 しかし、少女の前世は何の専門家でもないただの一般人。

 浅い知識はやがて枯れていった。


 少女から知識を粗方絞り尽くしたと判断した王侯貴族はその少女の処分を命じた。

 万が一彼女が他国に行き、同じだけの文明を渡したら自国の優位性が損なわれてしまうからだ。

 その事をいち早く察した少女は一人の信用していた護衛と共に逃げ出した。

 しかし、少女は殺された。

 自らの発明した兵器で。


 彼女が赤く染まる視界の中で最後に見たのは神妙な顔で追っ手と報酬の話をするたった一人連れてきた護衛の姿だった。


誰でも我が身が一番可愛いのです。

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