僕が好きなのは…(200文字小説)
通学電車で見かける女の子に僕は惹かれた。
思い切ってデートに誘ってみた。
デート当日。
待ち合わせ場所に来た彼女が辺りを見回している。
僕は彼女に声を掛けた。
「やあ!」
彼女はぎこちなく微笑んだ。
初めてのデートは楽しかった。
そして、別れ際に僕は言った。
「僕が好きなのは君じゃないんだ」
彼女は下を向いた…。
しばらくして彼女は舌を出して笑った。
「やっぱりバレちゃった?双子の妹が自信無いからって、代役を頼まれたの」
久しぶりの双子ネタでした…。