人間不信?いいえ、第四者です。
僕は普通だ。いや、普通じゃ無いのかもしれない。でも僕は自分を普通だと思う。
世間を第四者の目線で見ていると思う。「なぜこんなにも偏見が多いのだろう」と。
容姿が良ければモテ囃され、悪ければ大抵は「いじめ」という戯れの餌食になる。
そんな世界を僕は最低だと思う。ただ、好きなところもある。
それは、偽善者という変わり者がいることだ。
偽善者は自分の体裁のためにせかせかと気を配る。僕はそれを見て、大変そうだなと感じる。
世間からの見てくれを気にして、動き回っているところを眺めるのは滑稽だ。
…暇潰し程度にはなるだろう。
でも稀に偽善者より変わったやつがいる。それは真心から争いを嫌い、自分の利益の為ではなく、
相手の心理のために動くやつだ。あれは変態だと思う。
なぜ周りに協調しない。なぜ困った者に付き合い、自分から困りにいく。
…なぜそういう者に限って先に還る?
僕にはわからない。
なぜ、優しければ優しいほど踏みにじられ、最低なやつほど、のうのうと生きていくのか。
僕には、まだ、わからない。
きっと僕が大人になる頃に、汚れた眼になる頃に、分かるだろう。
ただ、僕は愛し続けたいと思う。
優しかった君を、僕を救ってくれた君を。
愛していました、最期まで、否、今も愛してる。
ただ、それだけは確かだから。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これはフィクションです。
好評でしたら続きの物語を書くと思います。
それでは、また会う日まで。
…第一作目