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俺は猫×あたしは魔女  作者: 七師
親善試合<後編>
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19

 「そう。ヘータも隠密行動は得意だけど今回は監視対象が多いから、ヘータだけではカバーし切れなくて」

 「わかりました。お引き受けしますわ。それで、わたくしは何を監視すればいいんでしょうか?」

 「うん。順を追って説明するね。その前に、ミレイ、頼んでおいたものは?」

 「もうできてるわよ」


 そう言って取り出したのは小型のビデオカメラだった。ミレイはそれを手早くヘータの頭に装着した。


 「ここを噛むと録画が始まるの。噛んでる間は録画が続いて、離せば止まる。簡単でしょ? カメラ位置の調整は後でやるわ」


 ミレイが自慢げに機器の使い方を解説する。生産職で道具作りが得意なミレイにはヘータでも簡単に扱えるビデオカメラを準備するように頼んでおいたのだ。カインリルを守り切った上で、このカメラで決定的な瞬間を撮ってしまえば、この勝負はほぼ勝ったも同然だ。


 「ヘータにはノルフレド先生をマークしてもらうわ。今日の夜から試合の直前までずっとね」

 「任せろ。ただ、カメラが頭の上だと目立ってしょうがないから、尻尾に付けられないか?」

 「それもそうね。ね、ミレイ、このカメラ、尻尾に付けられない?」

 「え、できるけど」

 「じゃ、あとで、尻尾につけかえてあげて」

 「分かった」


 次はカルネの方だ。


 「カルネにはカインリルを含む使節の全員とペガサス、それから例の鎧の監視をして欲しいの。もしかして、共犯者がいるかもしれないから」

 「そうですね。朝は皆さん一緒に登校してますか? あと、そのペガサスと鎧はどうしてますか?」

 「朝はみんな一緒だね。朝、下宿で朝礼をしてから登校するから。ピッタヴと鎧は試合で使うときは学園に連れてくるけど、そうじゃなければ下宿においたままにしてるよ」

 「そうですか。困りましたね」


 そう言って、カルネは思慮深げに首を傾げた。


 「ん? どうしたの?」

 「わたくしのアリアノ蜂はテレパシー能力があるわけではありませんの。ですから、何匹かの蜂に監視させて交代でわたくしの下に報告に来させているんですわ。しかし、公道は魔法生物を放つことは禁止ですから、学園から下宿を監視するのは無理があります」

 「なるほど。でも、それなら、再試合が決まったっていうことで特訓っていう名目で、毎日学園にピッタヴと鎧を連れてくるようにするよ。再試合をする以上、前回みたいな情けない試合にはできないしね」

 「それでしたら、問題ないですね」

 「夜はどうするの?」

 「わたくしを誰だと思っていらっしゃるのですか? 1週間位ならぶっ通しで監視をする位は朝飯前ですわよ」


 自信たっぷりな宣言の後、カルネなら当然来ると予想していた一言がこのタイミングで来た。


 「その代わり、後で記事にさせていただいてもいいかしら?」

 「ヘータの能力について伏せておいてくれれば、あたしはいいけど、カインリル、あなたは大丈夫?」

 「内容を見てみないとなんとも。あんまりセンセーショナルなのは困るけど」

 「いいですわ。試合の翌日の朝にはお見せするから、そこで判断して下さい」

 「決まりね。再試合は3日後。ノルフレド先生が動くのはその前の晩か試合の直前の可能性が高いけど、その前に仕掛けてくる可能性もあるわ。気を引き締めていくわよ」

活動報告の代わりにブログをつけて見ることにしました。

http://tomo161382.blogspot.com/

内容や頻度はこれまでの活動報告と大差ないと思いますが、読んだラノベやマンガや見たアニメの話とかしていくかもしれません。

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