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8話

「ただいま戻りました~」


ケイも一緒だったし、なにごともなく無事に帰宅できた。


ケイ自身は常に警戒はしていたが、

花屋ではお嬢様の知り合いみたいだったので大人しくしていた。

ただし、、一見して完璧な高身長な女性だったが・・あれは間違いなく男性だったんだが・・

お嬢様が警戒していないから一応見守ることに徹していたが。

アレは女性じゃない!!!!俺にはわかる!

とにかく、一旦プリム家一同に共有してみんなで話し合ってもらうしかないな。



「お嬢様・・花屋でのことは一応ご家族と共有されていたほうがよろしいかと思います」

ススっと主に近寄り助言をする。


「お父さま、夕食時に少しお話があります。家族みんなで聞いて欲しいです」


リリベルは意気込んで伝える。


「おぉそうかい?今日はみんな揃っているからね、ちょうどいいじゃないか」


ほっほ!と笑い、ではあとで食堂でなと行ってしまった。


お父さまはのんびりなのかしっかりしてるのかわからないところがあるのよねぇ(苦笑)


まぁ、子煩悩でいつも私たちきょうだいのやることを見守ってくれたり、

助言してくれたり本当に最高の父親なのだけど。





「「「「「ご馳走さまでした!」」」」」


ふぅ、今日もとっても美味しかった♪

あとで料理長へお礼を言いに行こう。


そうごちて・・


「いやぁ我が家の料理人は本当に凄いな・・

毎日こんなに満足させられては他所で食べられないぞ(笑)」


お父さま・・実際他所になんてほぼ行かないじゃない・・


「あなた、他所様の所なんてほとんど行かれないじゃない~(苦笑)」


あ、、お母さまもやっぱり思ってますよね。

言ってくれたのでわたしは黙っていることにする。


「さて、ベルや、話したいこととは一体なんだい?」


きたわ!


「はい、実は今日の散策の終わりのことなのですが、、花屋へ寄ったのですけど~~」(以下略7話参照)



・・・・・




「というわけで、とても素敵な友人が出来ましたの!」

とびりきの笑顔で話す。


それはもう珍しく息巻いていて、顔もピンクに染め蒸気が出そうである。


「わたしの刺繍のことも褒めてもらえて、お花好きな方でともお話が合いそうかなって」



「なるほど、、友人になったのはわかったが、かの女性はどういう人なんだい?」


「えっと、ご職業は騎士団に所属してるって言ってましたね、

確かに身長もとても高いですし・・強いのかも(ふにゃ)」


ふにゃって笑って話されても・・・家族は一瞬固まってる・・


「き・・騎士団っ!?女性騎士もいるけど、まさかベルと話が合うとはねぇ」


「騎士か・・・王都のかい?」


「はいっミューテン国第二騎士団っていってました」


「ほぉ~実力はあるのだな。しかし花も好きで刺繍も好きという女性が騎士か・・?」


「んんっ!!」


「ケイどうしたのだ?」


「失礼ながら旦那様、お話の途中ですが少々お伝えしたいことが・・よろしいでしょうか?」


「なんだい?遠慮なく言ってくれ」


「では、手前失礼いたします」


大きな声では言えないため、、旦那様にだけ聞こえるように伝える。


「実は、、その方、一見全くの高身長な女性としか見えないのです、一般人は誰も疑わないかもしれません。

しかし、女性口調で仕草も女性、表情もですがアレは男性です。間違いありません。」


くわっっとお父さまの目が見開いている。


「なんだと?まさかベルに悪い虫がついたということか?」


「悪い虫ではないようですが、虫ではありますね。なんせオトコですから。

ただ、お嬢様はまったく気づいておられません。女友達が出来たと喜んでおられます。」


「んんっ!!なるほど・・そうか・・どういう人間なのか見定めないといかんな。貴族か?」


「貴族の立ち居振る舞いでしたから、100%貴族だと思われます」


「そうか・・どこの家かは調べられるか?」


「おまかせください、情報を得たらすぐに報告に参ります。」


「うむ、、頼んだぞ。」


「承知いたしました。では御前失礼いたします・・

こういうの早めに動くが吉ですので少々出かけてまいります」


ケイは皆の前で綺麗に一礼し、食堂を後にした。



ケイが食堂を去ったあと、みんなそれぞれ自室へ戻っていった。


屋敷中では使用人たちが・・


「ねぇ、リリベルお嬢様にご友人が出来たらしいわよ」


「そうそう、とってもお綺麗な方とか」


「とっても身長の高い方とも聞いたわ」


「悪い虫じゃなきゃいいわよねぇ

うちで婚約者が居ないのはリリベルお嬢様だけだし」


「お嬢様、あんなにお可愛らしいのに・・なんで婚約者がいないんだろ?」


「旦那様とごきょうだい皆様で吟味しすぎて全部却下されてるらしいわよ」


「ひゃーーーそんな鉄壁の守りがあったらリリベルお嬢様一生婚約者できなさそう・・」


「わかるーーあたしでも婚約者いるのに・・お嬢様がせめて恋でもしてくれたらね」


「そうね~お嬢様自身がこの人!!

って決めた方なら旦那様たちも首を縦に振るしかなさそうよね」


女子が集まると本当に怖い。



「ケイ、お嬢様のご友人が出来たって?どんな人なんだ?」


「もうちょっとしたら色々教えられると思うから、いまは詮索しないほうがいい」


「そうか・・気にはなるが・・まぁお嬢様がお選びになったご友人なら大丈夫そうだがな」


男っていうのはなんというか・・・大雑把なの?(笑)



たとえ相手がおかしな輩だろうと、

私たち使用人の目がある限りお嬢様に手出しはさせない!!

これがプリム家使用人の総意。


リリベルお嬢様だけでなく、坊ちゃんや旦那様、奥様にクラリッサお嬢様、エレノアお嬢様、、

みなさんを害するものは絶対に許してはおかない。


社交もせず田舎の領地でのんびりと暮らしているプリム家は常に使用人に守られているのだ。


まぁ、奥様と坊ちゃんはのんびりだけの人じゃないけど。


世の中には知らないほうがいいということもあるのだ。


このくだりで家族とのやりとりが次回続きます。


もうしばらくお付き合いくださいませ!


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