2つ目の問題
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二人はその後無言で部屋まで歩いた。
部屋についてから王子はやっと口を開いた。
ディラン「さっきはごめん。悪い種族じゃないんだけど、普段からあんな感じなんだ。気を悪くしたなら僕が代わりに謝るよ」
クララ「まあ急に現れた人間ですし、昔のこともあるだろうし…無理ないです。寧ろ知っていただけただけ良かったです」
ディラン「クララは本当に優しいね。僕も見習うよ」
クララ「え!優しくはないです!というか、王子は何か話があって呼んだんじゃ…?」
ディラン「ああ、そうだった」
そう言いながら王子は椅子に座った。
ディラン「クララには今とても頑張ってもらっていて、そのお陰で1つ目の問題が解決しつつあるんだ。ありがとう」
クララ「そんな…!王子や皆にも協力いただいているおかげです」
王子は目を閉じ軽く首を振る。
ディラン「クララのおかげだよ。そこでだけど、2つ目の問題にも協力して欲しくて、その相談で呼んだんだ。」
クララ「もちろん協力します。どんな問題ですか?」
ディラン「前に会ったゲンゴロウブナ族のミラの事なんだけど、人見知りが激しいから外に連れてってあげたいんだ。ヴァルにもお願いしたんだけど、ヴァルだけだとすごく遠くまで泳いで行きそうで…。」
クララ「付き添いって感じですか?」
ディラン「うん。遠くから見ててあげるだけでいいんだ。護衛も兼ねてね」
クララ「わかりました。ちなみにいつですか?」
ディラン「ありがとう、クララ。急だけど明日でもいいかな?ヴァルとミラが都合がいいんだ」
驚きつつも承諾をして、その日は部屋で考えながら眠りについた。




