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虚無

作者: 134340

貴方の寂しさが埋まっていく代わりに、私のこころはじわじわと寂しさが広がるの。




愛してるといった貴方はいつしか他人よりも冷たい存在になっていた。


愛してるって返せなかった私に愛想が尽きたのか、自分が言った言葉の軽さに自分で気づいたのか。


一度貴方の頭の中を覗いてみたい。


愛してるっていえなかった私は負け組だ。


貴方の気持ちより私の気持ちが大きすぎて、言葉にしたらきっと重みであなたが潰れてしまう。




気づいていたの。


私を見つめる目が誰かと比べていたことに。


知ってるの。


元カノのインスタのアカウントを。


私との会話がとぎれると、目の前でインスタを開いてイイネをしている姿。




やめて、どの口が愛してるっていうの。


貴方はさみしいだけ。


寂しさを埋めてくれる人をそばに置いただけ。


貴方の寂しさが埋まっていく代わりに、私のこころはじわじわと寂しさが広がるの。


黒いもやが私の胸いっぱいに広がって、


最後には虚無になった。






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